「彼」ができないのは「欲しい」と思っているから?! 感謝の教えの正しい生かし方

時間/空間/人間……。答えはいつも「間」にある。
がモットーの高次空間ヒーラー、飯干りえ奈です。
こんにちは。

さて、スピリチュアル系の教えにこういうものがあります。

「〜なりたい」「〜を得たい」という思いの根っこには、「〜ではない」「〜がない」という欠乏の思いがあるので、そちらの方が現実化し、現実は「ない状態」のままになる。
望むものを現実化するには、「現状に満足する」「すべてに感謝する」「既にそうである自分でいる」のだ。

ただし、何か得ようとして満足や感謝する、つまり心が伴わないままでは、根っこの「欠乏」意識が残ったままなので現実は変わらない、とも説かれています。

この教えを「恋愛」に当てはめた場合

どうしたら恋人ができるのか、もっと言えば、好きなあの人と付き合えるようになるのか?!

この教えに則って「恋人がいないのに、いるように振る舞う」と、「恋人がいる人」と見なされて対象から外されてしまうのではないか。
好きな人に対して「恋人」のように振る舞ったら、それはもうアブナイ人だろうし……。
恋人がいない今の状況に、感謝する気持ちも湧き上がらない……。

こんな感じで、

「スピリチュアルな教えに従っても、現実が変わるとは思えない」「ない現状に感謝なんて難しい」という相談は、けっこう多いんです。

恋愛だけでなく他の分野でも、多くの人が同じようなジレンマを抱えているんですよね。
本当に信じられないなら、すっかりスルーしていると思いますが、どこかで信じたい気持ちもあって、それでご相談くださるのでしょう。

そこで、「現状を含めすべてに感謝している」「既にそうである自分でいる」という状態が、どのように理想の現実を生み出すのか。
感覚的につかみやすいよう、恋人が長期間いない2人の男性の心の中をご紹介します。(女性をイメージしてもOKです)

ふたつのパターン

Aさんの心の口癖

  • 「ずっと欲しいと思っているのに、なかなかできない(いない状態にフォーカス)」

  • 「私は恋人運に恵まれていないんじゃないか(いない状態にフォーカス)」

  • 「恋人がいなくても、その分、自由があるだろうと友人に言われた。だから、そのことに感謝しろと。でも、僕は恋人が欲しい。独り身の自由があることに感謝なんてできない(不足の意識)」

  • 「お金もそれなりに稼いでいるのに、なんでできないんだろう?(いない状態にフォーカス)」

Bさんの心の口癖

  • 「私は恋人を見つけて、お互いに興味のあることを共有し合いたい(イメージしているのは恋人がいる状態)」

  • 「そう言えば、最近とても美味しいレストランを見つけた。あんな味が出せるなんて、シェフは神だね。店を教えてくれた友だちに嬉しさのあまり食事をご馳走したくらい、よかった。今度は誰と行こうかな(目の前のことに感謝)」

  • 「今、恋人はいないけれど、それはつまり、出会うチャンスが与えられているというわけだ。そう思うと、色々と楽しい。これは恋人がいない間だけの特別な時間だから貴重だ(恋人ができる前提でいる/感謝)」

  • 「お金もそれなりにまわっていて、ありがたいことだ。これは自分だけの力ではなく、多くのサポートの結果だ(感謝)」

どちらのタイプが魅力的?

あなたには、どちらの人が魅力的に思えたでしょうか?
心の中の声は現実生活では聞こえないかもしれませんが、無意識の世界では実は感じ取っていることがよくあります。

ちなみに、ChatGPTに「この心の中の声を聞いた場合、多くの女性がイメージする男性のバストアップを描いて」と指示してみました。
すると、こうなりました。

Aさん
Bさん

まあ、顔の好みはそれぞれあるかと思いますが、その人の持つエネルギーを擬人化したイラストだと思ってください。

おそらく、Bさんの方が人気があると思うんです。

実際、よく知ってみれば、Aさんにも素晴らしいところがたくさんあるものです。
けれども、現状で強いエネルギーはネガティブなので、多くの人が魅力的と感じる対象にはなりにくいんです。

恋愛におけるジレンマの答え

それでは、「現状に満足する」「すべてに感謝する」「既にそうである自分でいる」といった教えを恋愛に当てはめた場合、どうすればいいのか?
その答えをまとめます。

<感謝>
・感謝しようとするよりも、今、目の前にある様々なことがらを恵みとして捉え直し、「多くのものを与えられている現実」に意識を向ける。
※ 誰かと比べてよい、という比較ではなく、ただ「あれもある、これもある」というふうに「あるもの」に眼を向ける。

<既にそうである自分でいる>
・恋人がいる前提で振る舞うのではなく、恋人に出会うのがもう決まっている自分として過ごす。

ちなみに「これをやった場合、○○さんとつきあえるようになりますか?」と、特定の方を挙げた質問をもらうことがあります。

その答えは、「○○さん次第」です。

恋してしまうとその人しか目に入らなくなるかもしれません。
ふられるとショックも大きいかもしれません。
でも、その苦しさや切なさは、この先に待っている人と結ばれるための、確かな栄養になっています。

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