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最近読んだ本

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最近読んだ本について書きます。
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#小説

「中央駅」キム・へジン著 生田美保訳 彩流社

読み終わって、不思議な気持ちになっている。 ※本の内容を書いているので、あらすじもわかっ…

「ディディの傘」ファン・ジョンウン著斎藤真理子訳 亜紀書房

本は「生もの」だ。「ディディの傘」を読んで1番にそう思った。 今起きていることを、目に見…

「ショウコの微笑」 チェ・ウニョン著

朝、この本を読み終えた。子どもたちが登校して、夫はキムチを漬けている。コロナ禍で子どもた…

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「わたしに無害なひと」チェ・ウニョン著 亜紀書房

ふと、「あの本、読みたいな」と思う時がある。「読みたい!」と思って買う時は、たいてい何冊…

はたらかないでたらふく食べたい 栗原康 タバブックス

この本、仕入れてだいぶ経つのだけれど、読んでいなかった。今回ふと読んでみようと手に取った…

保健室のアン・ウニョン先生 チョン・セラン著 斎藤真理子訳

BB弾の銃とレインボーカラーのおもちゃの剣を鞄に入れて、見えない何かと常に戦っている保健室…

2019年に読んだ本

2019年に読んだ本を振り返ってみました。 2019年はおおざっぱに分けると、ショーン・タンと韓国文学に出会った年でした。 ショーン・タンの「アライバル」「見知らぬ国のスケッチ」「エリック」「遠い国からきた話」「夏のルール」「セミ」などを読み、その世界に引き込まれて、いわさきちひろ美術館であった「ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ」展も見に行きました。 夏あたりに、嫌韓本や雑誌が出たり、ワイドショーでも韓国をけなすような取りあげられ方がされていたころ、韓国文学を