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人前でPCパチパチやめます!マッキンゼーのノート術を実践すればブログも楽勝

打ち合わせやミーティング中にパソコンをパチパチする人がいる。わたしも以前はそうだった。
字を書くよりキーボードを打った方が速いからだ。
あとで資料を作ったり、ブログを書いたりするときにもコピペして編集すれば簡単にできる。

でも、もうそれはやめた。人の話しを聴く時はノートとペンを使うと決めた。

ある日パソコンを持参せずにウェブ系のセミナーに参加した時、隣でパソコンを開けている人の画面をチラっと見たら、メモを取りながらメッセージのやり取りしてたのを見た。 器用だなと思う反面、その光景になんとなく違和感を感じた。
だからやめた。

マッキンゼーのエリートのノート術を真似てみた

私がメモをとる目的はなんだろう? 改めて考えてみると、パソコンで相手の言葉をそのまま入力しても意味がない気がした。
仕事柄、お客様の話を聞くことがあるが、目の前でキーボードパチパチは失礼だ(とわたしは思う)。
気づいたことはその場で伝えて共有したいし、あとで見返しても自分がどんな言葉に響いたのかわかりずらいし、課題解決の提案するときには取ったメモがベースになっていないと意味がない。

なんてモヤモヤしてる時にこの本の存在を知った。

マッキンゼー&カンパニーと言えば超エリートコンサルタント集団。なのに、彼らの問題解決方法はアナログ方式だという。クライアントの問題解決をするためにパソコンではなくノートを開く。

目に見えないことを見える化し、効率的に問題解決をしていく超エリートコンサルタントの仕事ぶり(の一部)がこの本でわかる。
でも、ここに紹介されているノートの取り方をすべて覚えるのは無理そうなので、なにか一つ選んで実践してみようと思い、「雲・雨・傘」の考え方を取り入れることにした。
と同時に、こちらのサイトも見つけたのでこれを使うことに。

上記サイトで紹介されているのは、「A4サイズの方眼ノートを横に使って5つのフレームで結論を導く」方法。5つのフレームのうちの3つをマッキンゼー方式の「雲・雨・傘」の考え方を使う。

「雲・雨・傘」の考え方とは、

「雲が垂れ込めてきた」という事実に対して、「雨が降りそうだ」という解釈があり、それに対して「傘を用意しよう」という行動が論理的に導き出される。

これを、ノートの上で展開する。

実際にやってみたら想像以上だった

「テーマ、事実、気づき、要約、まとめ」と5分割したノート。これを使ってみる。

  1. 左上の「テーマ」を決める。例えば、初めてのウェブ相談の場合は、『ウェブサイト相談』とざっくり。

  2. 話しを聴きながら、現在の悩みや問題を「事実」のところに書き込む。

  3. 気づいたことや提案できそうなことを「気づき」のところに書き込む。

  4. 気づいたことを相手と共有し、お互いの意見をすりあわせたものを「要約」に書く。

  5. 最後に右上の「まとめ」で終了。

実際にこのノートを使ってみたところ、聞き漏れが少なくなるのと目を見て確認しながら話せるのでコミュニケーションが取りやすくなった。話しながらすぐに見返せるのも良い。

そして、「文字を書く」ことで時間が経っても当時の様子を思い出すことができる。 これ、ブログを書く時も使ってみたら結構いい感じ。
テーマは決まっているけど、なんとなく考えがまとまらないというとき、ノートに書き出してみるとすんなりまとまる。 それから、アイデアを形にしたいときや考えていることを見える化したいときにも使える。
(ChatGPTを利用してブラッシュアップするのも良いかもよ)

ノートに描くと脳みそのカオスが整理される

その他には、ミーティングや打合せの議事録にもなる。ミーティングって「テーマ、事実、気づき、要約、まとめ」と5つのフレームそのものでは?
テーマに沿って「事実→気づき→要約→まとめ」と進んでいくので、このノートを見ればどんな意見が出たとか自分の考えとか、結局どうなったかという一連の流れがわかる。

このノートの他にもう一冊、雑記帳のようなものも使っている。この「5つのフレームノート」に至る前のノートという感じ。
これがあると、思いつきレベルのことをどんどん書けるので便利。

このページを開くと、『脳はカオスである。ノートは美しくなくていい』という言葉が目に入る。 まさしくカオス状態の脳みそがノートによって整理される。
それから、ノートは高級なほうがテンション上がるのでケチらないのも大事!!
この本の最後におすすめノートも載っていて至れり尽くせりだ。

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