”着物”と”人”をつなげる
着物を生業としていると、あちこちから集まってくるキモノたち。
多くの方が、買取をお願いしても二束三文なら”着てくれる人にお譲りしたい”と仰います。
そんなわけで、これまでも多くのキモノたちが私の元へやってきてくれました。
私は
もちろん!そのまま着物として着ることもアリ
解いて帯や小物に変身させるものもアリ
私は着なくてもお好みのものを生徒さんに託したり
色々な形で活用させていただきます。
若い生徒さんにお譲りすると
どんなものでも(渋いデザインのものでも)着こなしてくれるのが、有難く嬉しいです
先日も半幅帯をたくさんいただきました。
―余談ですが、、、
浴衣や普段着物に締める半幅帯。
近年は少し幅の広いもの、17・8㎝くらいのものがほとんどですが、以前は細帯と言われるとおり15・6㎝幅のものが多かったようです。
この、たった1・2㎝の違いですが締めると意外に違いが出ます。
帯の幅は身長とのバランスで、スタイリッシュに着るためにはとても重要な要素です。
(この話はまた別の機会にお話しするとして)
頂いた半幅帯は、アカシア着物部で使わせていただきます。
夏場は浴衣、それ以外の季節はウールを含む小紋に名古屋帯か半幅帯を結ぶ着付けを主にお稽古しています。
着物部がスタートする際、SNSにて「不要なものがあれば譲ってください」と発信したところ
Facebookを見てくださったお心ある方から、たくさんの半幅帯をご寄附いただきました。
名古屋帯のお稽古を開始する際は、帯枕が無く困っていたところ、友人が周りにも声掛けをしてくれ、たくさんのご寄附をいただきました。
皆さん、本当に快くお譲りくださり、若い世代が着物に触れる機会を応援してくれます。
有難いお話です
今回頂いた帯たちも、アカシア着物部のコレクションに加えさせていただきます。
お稽古が始まる前に、生徒さんたちがその日の着物と帯を楽しそうに選ぶ様子が目に浮かびます。ワクワクの時間です
こうして、誰かの不要になったものが
違う誰かの笑顔につながる。
着物と人をつなげています。
不要になった着物類、捨てる前にご相談いただけると有難いです
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