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暇になると余計なことを考える

去年の4月中旬以来、noteをほったらかしにしていました。
何か嫌なことがあってプイ!としたわけではありません。
「もう二度と書かないぞ!」と固く決意したわけでもありません。
ついうっかり、しばらく途絶えてしまったら、再開するきっかけを掴めなくなった、という感じです。
いつの間にかアイコンのデザインが様変わりしていて驚きました。そのくせ、驚いたのがいつだったかも思い出せないくらいに、私の生活から「note」はフェードアウトしていました。

そんなに忙しかったかしら、いっぱいいっぱいだったかしら、というと、そこまでではないのですが、文章を書こうという気が起こらなくなるには、この程度の忙しさでも私には十分だったのかも知れません。

4月末に引っ越しをしたり、そこから実家の断捨離をしに通ったり、次男の保育園の見学や入園手続きをしたりしているうちに、あっという間に7月が過ぎ、私の育休も終わりました。

社会復帰したと思いきや、長男、私、夫の順に流行病に罹り、8月はほとんど自宅療養で終わりました。

引っ越す前に住んでいた地区では、ウォルトやウーバーイーツが使えなかったのですが、比較的駅の近くに引っ越したおかげでそれらを使えるようになり、ここぞとばかりにたくさん使いました。

みんな、熱が下がってからも身体が怠くて、毎日3時間は昼寝していました。
次男も発熱したのですが、受け入れてもらえる小児科がなかなかなく、38.5℃を超えたら頓服薬を飲ませ、少し落ち着き、また上がったら頓服…というのを何度か繰り返して、結局一週間くらいは体調に波がありました。

食っちゃ寝食っちゃ寝の8月。
シャワーを浴びる、洗濯物を干す、掃除機をかける、それだけのことが重労働に思えるほどに、心身共に鈍りに鈍りました。

9月からはようやく本腰入れて社会復帰。
息子たちはそれぞれ別の園に通うことになったため、朝二つの園をハシゴしてからの出勤で一時間ほどかかります。
待機児童にならなかっただけありがたいのですが、家、それぞれの保育園、それぞれの職場、場所がバラバラで、移動時間が随分増えました。

息子たちを載せているときはEテレ。
送り届けたらラジオ。
昼休みは職場近くのコンビニのフリーWiFiを使ってYouTubeを観ながらお弁当。←ここ!
noteを書くならここがチャンス!
とは思うのですが、仕事で頭が疲れていて。
静かに過ごしたほうが休まるかも知れないけれど、それも何となく寂しくて、なんとなくYouTubeを観てしまうわけです。

10月初旬。
この記事のタイトルにある「暇になると」の原因が、ここで発覚します。
そう、暇なんです、今、私。

社会復帰より前から、社会人吹奏楽団の活動には復帰していて、演奏会やらコンクールやら、トロンボーンを一生懸命吹いておりました。
9月には東北大会があり、8月に病床に伏せっていたわりには、我ながらなかなかに集中して、傷の少ない楽しめる演奏ができた気がします。

東北大会の会場は福島県いわき市でした。

楽器や諸々の荷物を背負って、盛岡駅から弾丸日帰り旅を決行しました。

仙台までは新幹線(狙ったわけではないけれど、長男の大好きなH5系はやぶさでした。私の見送りそっちのけで、撮り鉄に徹する長男に逞しさを感じました)で、そこからは常磐線に乗り換えです。

乗り換え前の少しの時間を使ってトイレへ。
思い出せる限り、初めて気になったのはそこです。

血便が出るようになったんです。
正直、毎回きちんと見ていないし、用が済んだら便座の蓋を閉めて流してしまうので、もっと前からだったかも知れないけれど、少なくともその9月初旬からは、毎日、毎回。

排便自体も、すんなりできなくなっていきました。すごく時間がかかるのに、細く少ししか出ない、残っている感じがある。
痛みはないのに大量に出血する。
下痢と便秘を繰り返し、吐き気がする日もある。

そんなことが1ヶ月ほど続いたので、何か悪いものを食べたり疲れたりという、一時的な要因ではないだろうと思い、怖くなって近所の内科へ行ってみました。

10月初旬、大腸カメラの検査をしてもらったところ、直腸に3センチのポリープが見つかりました。

「40歳手前で、このくらいの大きさのポリープができることは、あまりあることではないです。癌の可能性もあります。大きい病院に紹介します。」

その、大きい病院で、色々と検査を受け、まだ病名は確定しないものの、とにもかくにもポリープの切除をしましょう、ということで、本日から入院しており、「暇」になっているわけです。

入院の予定は12月初旬には決まっていたので、年末年始はこれでもかと、子どもたちとベタベタ過ごしました。
次男が昼寝している間に、長男と年賀状を貼り絵で作ったり。

そして今日することは、検査食を食べ、夜寝る前に下剤を飲み、行きたいだけトイレへ行くこと。明日の治療に向けて徐々にお腹の中ををキレイにしていきます。

ポリープは3センチありますが、内視鏡で切除できそう、とのことです。
もし内視鏡で取り切れず開腹手術となった場合は、位置的に人工肛門にせざるを得ないとのこと。

とった組織を調べて癌だったら、その先どうなるんだろう。
人工肛門になったらどうしよう。
入院中、息子たちのお世話に家事に、夫は色々できる人だけれど、絶対疲れるよなぁ。
息子たちも、寂しがるよなぁ。

暇になると余計なことを考える。

余計じゃないかもしれないけれど、今考えても仕方のないことを考えてしまう。

頭の外に出して冷静になろう、整理して落ち着こう。

そうだ、noteなるものがあったじゃないか。

それが、この文章です。

読んでくださった方がいましたら、ありがとうございました。

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