早かったような、長かったような

どんぐりが通っている保育園では、職員さんが普段撮ってくださっている写真を、3ヶ月に一度くらいのペースで注文できます。

今日は10月から12月までの写真が届きました。

10月初旬は半袖で遠足に行ったりしています。
私は、ぐりお出産のために入院していたので、夫がおにぎりや水筒を用意してくれたのでした。

入院中と比べると、ぐりおも随分逞しくなってきました。
体重は2倍以上になりましたし、腹ばいにすると顔を持ち上げて反対を向けるようにもなりました。

私も母親スキルが育ってきているかも知れません。
家事も育児も、母乳をあげること以外は、自分でなければできない状態にはなるべくせずに、途中からでも夫がタッチしやすいようにという、図々しい工夫をできるようになりました。

例えば。
元々料理はなんとなくの感覚で作っていて、作りながら「あれも入れてみようかな」「これはもう少し小さく切ろうかな」と、ゴールを見据えず行き当たりばったりでした。
でもそれでは、途中から夫に代わってもらうことは難しくなります。

どんぐりが「だっこ~」と言ってきたり、
ぐりおが「んぐー!」と言ってきたりしたら、
「その皮をむいたニンジンは5ミリくらいの厚さのいちょう切りにして、今じゃがいもが入ってる耐熱ボウルに一緒に入れて、5分レンチン!それはいずれシチューにするつもり!」と、具体的に伝えるために、見通しを持つようになりました。

10月の、半袖姿のどんぐりの写真を見て、ぐりおが生まれたのが、随分前に感じられることに気がつきました。

あわあわと過ごしてきてしまった気がしていたけれど、3ヶ月以上、それなりに色々と工夫して、改善を試みながら、ふたりの息子のお母さんを、がんばってきたなぁと。

授乳、オムツ替え、授乳、オムツ替え、粛々と同じことを繰り返しているようで、変わり映えのない日々に思えてしまうときもあったけれど、子どもも親も、着実に成長していることを、10月の写真から感じます。

どんぐりは相変わらず甘えん坊だけれど、ぐりおの発声のバリエーションが増えたり、表情が出てきたり、毛布を蹴ってあっという間に身体が出てきてしまったりする様子を、嬉しそうに見守ってくれています。
お兄ちゃんになってきたなぁ。

何より、毎日何度も、夫、どんぐり、ぐりおに、ありがとう、大好きだよ、と自然に思えること。
ひねくれていた自分から、ツルンと脱皮したように、あたたかい気持ちを湧かせることにばかり心を使えるようになりました。

先日夫が「家族が増えるたびに真人間のようになっていく」とTwitterに呟いていて、ほんとそれな、と思った私です。

あ。
「真人間になっていく」と夫に言わしめている、我が家の転機も実は、近づきつつあります。

その話はまた今度。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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