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Rinenna5周年にあたって

本日、2022年7月20日でRinennaは創業5周年を迎えました。

思い返せば5年前の今日、100人の友人・知人にRinennaの洗剤を購入していただいたのですが、そのうちの70人が、クレジットカード決済のエラーで購入できないという、とんでもない発売日を迎えました。
また、初めは汚れが落ちると思ってもらえず、「パッケージが可愛いだけの高い洗剤」と言われ、全く売れませんでした。

色々な困難があり、心が折れて、もうダメだなと思うときもありましたが、毎日地道に努力を重ね、いろんな方に助けてもらいながら、口コミなどで少しずつ少しずつブランド認知が拡がり、今や非常に多くの方に使っていただけるまで成長することができました。ここまでRinennaの事業を続けられたこと、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

洗剤を開発して、
『汚れが落ちることがわかっただけで洗濯のストレスがなくなった』というお声を聞けていることが何よりの励みです。

洗濯は、心のバロメーター

私は、「洗濯は自分自身の心のバロメーター」だと思っています。そしてRinennaは、洗濯の中でも特にめんどくさくて辛い気持ちになる「もみ洗い」の時間をなくすことで、しんどい洗濯から楽しい洗濯への転換を目指しています。

洗濯は心のバロメーター。
そう思うのは、実は自分自身の経験から来ています。

思春期の頃に読んだ、毛利甚八作・魚戸おさむ画の『家栽の人』という漫画があります。主人公が植物好きということと、栽培するの「栽」をかけてあえて『家栽』という字を使っている、人に寄り添う裁判官の漫画がありました。その漫画の場面で、(なんらかの裁判に関わってしまったんだろう、被害者か加害者なのかは忘れてしまったのですが)子育て中のお母さんが洗濯物をきちんと干しているところを主人公の裁判官が見て、「この人はもう大丈夫だ。」というシーンがありました。そのシーンが当時10代の私にはとても印象的だったことを覚えています。

そして、その20年後、まさに自分自身がそれを実感することになります。
ちょうど洗剤を開発したいなと思って色々切磋琢磨しているときに、前の夫と離婚をすることになりました。2人の小さな子どもを抱えて、この先本当に大丈夫かなと思った時期があります。実はその時、自分自身の精神状態が良くなく、洗濯をしても、その洗濯物を干したりたたんだりすることができなくなりました。
 
「洗濯ができない状況に陥るということは、心がとても辛い状態なんだ」ということを身に染みて体験したからこそ、洗濯ができる、洗濯を進んでしたいと思えることが幸せなんだということに、気づかされました。

Rinennaの洗剤が完成したときには、子どもは少し大きくなり、本当に洗濯が大変な時期からは脱却、洗濯の仕方も自分なりに工夫ができるようになりました。
そこから時を経て、昨年8年ぶりに出産。出産後の悪露から始まり、うんちやミルク染みなど、カラダから出る汚れにフォーカスしたこのRinennaの洗剤に自分自身が助けられて「これを作って本当によかった。」と、つけ置きをしながらひとりじ~んとしていました。

「人生一度きり」に感謝です

私は根っからの仕事人間で、息子の学校の先生に「何をしているときが好きな時間ですか?」と聞かれたときに、「仕事している時が一番好きです。」と思わず答えてしまい、先生に「それはとても素敵なことですね。」と言われたことがあります。

Rinennaのブランドを展開するにあたり、大変多くの方々にお会いすることができました。その方たちからの助言や、今一緒に仕事をするメンバーとの出会いも、この事業をしていなければ決して経験することもなかっただろうなと思います。私自身の座右の銘である「人生一度きり」の勢いそのまま、素晴らしい人々に出会えて、そして一緒に仕事ができていることを心から感謝する日々です。本当に、ありがとうございます。
 
ですが、まだまだ課題は沢山あり、やるべきこと、タスクも山積みです。実は去年の出産後、また妊娠をしまして、9月末には4人目を出産予定です。今年はじめに小さな山を乗り越えたと思っていたら、それはただの丘でした。まだまだ努力をし続けて、さらに5年後にはひとつの山を乗り越えられるよう邁進していきます。

今後ともRinennaと平島利恵をよろしくお願いいたします。


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