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自分らしい服装

 私の一番自分らしい服装は、少し大きめのパーカーに柔らかいスカート或いはワンピース、足元はスニーカーのスタイルである。私服だった高校時代にほぼ確立し、大学生の頃に古着のワンピースが加わり、今に至る。変わったのはスカートの丈くらいで、実際、高校生の頃から着ているスカートや、大学時代を過ごした街の古着屋で買ったワンピースやパーカーは今も着ている。一時、敢えて華奢なヒール高めの靴を合わせるのが自分内で流行り、色々履いたが結局足が痛くなり止めた。身体大事。
 職場では誰の記憶にも残らない服装が心地よく、大体はモノトーンの服を着ている。休日は好きな服が着たい。

 学習支援のボランティアは、仕事帰りに行くので、仕事着のままである。更衣室がなく荷物が増えるので着替えたりはしないが、それでもボランティアに行く前には、出せるならシャツの裾を出したり、パーカーを羽織ったり、髪型を緩めたり、出来るだけラフにして自分らしくいられるようにする。お宅に上がるので靴下は必ず替える。

 子どもの中には、学校の制服が嫌で学校に行きたくなかったり、制服が無いという理由で進学先を選ぶ子がいる。私は学生の頃、制服がある方が良かったが、自分らしい服装で居られることがとても大事なことは分かる。例えば「アラフォーのあなたにパーカーは似合わないから着てはいけない」と強制されれば、ずいぶん辛い。世間には「年齢にあったスタイル」って言い方もあるし。放っておいて欲しい。
 私が学生の頃に制服が着たくて、今職場でモノトーンを着ているのは、学生だ、勤務中だ、という意思表示であり、それが自分の気持ちと矛盾しないからだ。

 お祭りに行くというので、どんなメイクをするか、イヤリングとヘアアレンジの組み合わせはどうしたらいいか、ウキウキと話してくれた子がいる。自分で選んだというヘアスタイルがとっても似合っている。私にはしたい髪型があるのだが、職場でのスタイルと合わないので出来ないでいる。休日の自分には結構似合うと思うんだけどな。

 最近の困りごとは、ボランティアに行く時、靴下を履き替えるタイミングを誤ると、子どもの家近くの道端でコソコソと脱いで履く羽目になることです。