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「9月1日」を乗り越えた子どものその後は?SOSを聞き逃さず、切れ目のない支援を

ニュースに潜む社会課題をキャッチ! リディラバジャーナル

みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルです。

日々流れてくるさまざまなニュース。一見、局所的で自分とはかかわりのないように見えるニュースも、その出来事をとりまく社会課題を知ると、見え方が大きく変わってくるはず。


「9月1日」を乗り越えた子どものその後は?SOSを聞き逃さず、切れ目のない支援を

※先週の記事では、夏休みの終わりを前に、【構造化特集 不登校】第2回「安心して休む権利を」不登校の子どもの権利を考えるをご紹介しました。
今週も引き続き、夏休み明けに子どもの自殺者数が増える「9月1日問題」を取り上げます。

本日ご紹介するリディラバジャーナルの記事は、こちら。

【構造化特集 子どもの自殺】第6回
「9月1日の自殺問題」を回避した子どもの"その後"

近年、8月下旬から9月1日にかけては、子どもの自殺問題に関するメディアの報道が集中するようになりました。「学校に行かなくていい」といったメッセージは子どもにとって一時的な解決策になり得ますが、9月1日を過ぎても苦悩を抱え続ける子どもはいます。

総務省が2018年に公表した「いじめ防止対策の推進に関する調査結果報告書」によれば、いじめによって自殺に至る前に「死にたい」などのほのめかしを周囲が確認したものは56%に上ります

“SOSを発してくれた子どもへの支援を途切れさせない仕組みづくり”が必要だと、自殺対策に取り組むNPO法人ライフリンク代表の清水康之さんは話します。

【構造化特集 子どもの自殺】第6回
「9月1日の自殺問題」を回避した子どもの"その後"

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子どもに限らないものの、ライフリンクが実施した調査(自殺実態1000人調査、2013年)によれば、自殺で亡くなる人の家族のおよそ7割が、本人が自殺に至るまでにどこかの専門機関に相談をしていたといいます。

「どこか1カ所でも専門機関につながっていたわけですから、救えた命があったはず。ところが、やっとの思いでたどり着いた窓口の対応が必ずしも適切でなかったり、複数抱えていた問題のうちの1つしか解決のプロセスに乗せることができなかったりして、結果として生きる道を選べずに亡くなっていたということです」

そう話す清水さんは、次のようにも指摘します。

「それぞれの相談窓口で対応する個々人の能力の問題というよりは仕組みの問題です。どこかの機関につながったのならば、支援のつながりを途切れさせないようにする継続的な支援体制が必要。そのためにも、それぞれの相談窓口が連携することで、相談者がどのような状況にあるのかを把握できる仕組みづくりが求められています」

ぜひお読みください!

【相談先窓口はこちら】

※このリンクからこの記事にアクセスすると、どなたでも9月5日(木)まで無料でお読みいただけます!

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