ウナギ問題から持続可能な食を考える〜問題の背景や全体像とは〜【リディ部ライブ勉強会】2021.11.11
社会問題を考えるみんなの部活動「リディ部」では、部員さん向けに毎週Zoomを使った「ライブ勉強会」を開催しています。当日ご参加いただけない方向けにアーカイブ動画も準備しますので、リアルタイムで視聴できない場合も、後から好きな時に好きな場所でご覧いただけます。
それでは、11月11日（木）の内容をご紹介します。
ウナギ問題から持続可能な食を考える
〜問題の背景や全体像とは〜
日時：11月11日（木）20:00〜21:30 @オンライン（Zoom）
ゲスト：海部健三 (かいふ・けんぞう)さん（中央大学法学部 教授 他）
土用の丑の日をはじめ、身近に手に入り馴染み深い水産物のウナギ。一方で「絶滅の危機に瀕している」という指摘もされています。背景には、気候変動や生息環境の悪化といった環境の問題、稚魚の過剰な漁獲や密漁といった漁業の問題などをはじめ、さまざまな問題が複雑に絡み合っています。
今回のゲストは、ウナギの保全や持続的利用を目指した研究活動を行っている中央大学法学部教授の海部健三さん。2014年度・2015年度の環境省ニホンウナギ保全方策検討委託業務において研究代表者を務め、「結局、ウナギは食べていいのか問題」も出版されています。
問題の詳しい背景や全体像とは？解決に進まない構造的要因とは何か？ーー海部さんによるウナギ問題の解説を入り口に、持続可能な食のあり方について考えていきます。
海部 健三さん（中央大学法学部 教授、Honorary Conservation Fellow, Zoological Society of London、国際自然保護連合（IUCN）種の保存委員会 ウナギ属魚類専門家グループ）
1973年東京都生まれ。一橋大学社会学部を卒業後、社会人生活を経て2011年に東京大学農学生命科学研究科の博士課程を修了。東京大学大学院農学生命科学研究科特任助教、中央大学法学部准教授を経て、2021年4月より現職。専門は保全生態学で、ウナギ属魚類の保全と持続的利用を目指した研究活動を行う。2014年度・2015年度環境省ニホンウナギ保全方策検討委託業務において研究代表者を務める。著書に「結局、ウナギは食べていいのか問題」（岩波書店）、「ウナギの保全生態学」（共立出版）、「わたしのウナギ研究」（さ・え・ら書房）など。
海部さんのお話を聞いてみよう🔎
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「誰かの困りごとを、次の時代の手がかりに」を合言葉に、社会問題について学び合う、オンラインコミュニティ「リディ部」。
社会問題の解決には、問題を「社会化」する（誰かの困りごとを、みんなの問題としてとらえる）ことが最初の一歩だと、私たちリディラバは考えています。そしてそれに欠かせないのは、その社会問題に関心をもっている「フォロワーの存在」です。
社会の中に、フォロワーの輪を広げていきたい。
一見すると、むずかしく、とっつきにくく思える、社会問題。
ならば、ひとりじゃなく、みんなで考えよう！ということで「みんなの部活動」を2020年5月にスタートいたしました。
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