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フリーランス漫画家1年目のまとめ 2021

2021年もあと少し、今年はわたしにとって、マンガを仕事の中心においた特別な1年でした。

4月からのフリーランス1年生。
実際どんなふうに過ごしたのか、今年を振り返ってみます!


1月 看護師の仕事から退職を決意。

常にキャパオーバーで走ってきて、漫画の仕事をしたくても大きく声を上げられない状況が続いていたので、自分に余白を作ることに。
決意したものの、描く仕事のツテがあるわけでもなく「ほんとにいいんだっけ!?」って頭の中でグルグルしてました。

2月 雑誌サウナランドが発売。

制作に携わった雑誌、サウナランドが発売されました。
その時のお話はこちら↓

ご縁があって書店に置かせていただくPOP制作も担当しました。

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ディレクション:ニトロ
デザイン:りこった

「デザインもできるイラストレーターになろう!」と丁寧に丁寧にフィードバックしてくれたニトロ氏のおかげでめちゃめちゃかっこいいPOPが完成しました。仕事の姿勢からデザイナーの目線まで、いつも彼には教えてもらうことばかりです。

3月 Instagramのエッセイマンガを担当

福井県敦賀市で2021年4月に開所した児童発達支援事業所 NESTCareさん。
週1回投稿するスタッフのエッセイマンガをヒアリングから制作まで担当しています。

偶然にも仕事を辞めるタイミングでご依頼をいただいた定期案件。
実務から離れても医療•福祉に携わる仕事がしたいと思っていた私にとって夢のようなご依頼でした。このお仕事のおかげで、1年間手を止めずに前に進めました。

前田高志さんのオンラインイベントを運営。
勝てるデザイン出版のタイミングで、オンラインイベントを開催しました。

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バナー制作:前田高志

前田さんから直接フィードバックが受けられるとあって、サロン内外から申し込みが殺到。申込人数600人越えのマンモス講座となりました。初めてファシリテーターも経験。イベント運営の経験を得て、度胸も鍛えられました!

こちらは前田デザイン室箕輪編集室内にてアーカイブ視聴可能です。

(ちなみに漫画を本格的に描き始めたのは、前田さんが「りこったちゃんは漫画がいいんじゃない?」と勧めてくださったおかげです。)


4月 義父の急逝

ついにフリーランス生活!と思っていたら、まさかの出来事。そろそろ同居と話していた矢先で、ショックが大きかったです。気持ちが落ち着かず、四十九日が終わるまでそっと過ごしました。

6月 夫とのなれそめ漫画をスタート

バズツイートをきっかけに描いたなれそめ漫画。今までで一番大きな反響をいただきました。自分では平凡と思っていた人生に共感が生まれ、死ぬほどうれしかったです。


そしてこの頃、友達の漫画家にアドバイスをもらい、広告漫画の制作会社に漫画家登録しました。遅いですよね。漫画の世界を知らなすぎる自分を実感しました。

7月 広告漫画のお仕事をいただく

漫画家登録をして1ヶ月ほど経った頃、はじめて漫画家としてご依頼をいただきました。本当に仕事キター!!!!
SNSで載せるマンガとは違う視点での制作。制作も仕事のやりとりも全てが発見と挑戦でめちゃめちゃ楽しくお仕事させていただきました。


ちょうど漫画家のあんじゅ先生が運営されている「あんマンサロン」に入会し、漫画家さんに質問•相談できる場所ができたことも挑戦の後押しになりました。

そしてこの時、箕輪編集室とあんマンサロン、2つのサロンを掛け持ちしたことで、箕輪厚介さん×あんじゅ先生の初対談を主催する機会をいただきました!
実はこの時、息子が骨折して手術することになりまして…
手術の待ち時間に「箕輪さんとあんじゅ先生の対談みたい」ってツイートしたら、お二人がリプしてくださり叶えることができました…!もういろいろ奇跡!

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バナー制作:けーすけ

対談の内容は、プロセスエコノミー×漫画家の生き方戦略。
尾原和啓さんの著書「プロセスエコノミー」に基づいた内容です。両サロンにアーカイブがありますので、興味のある方はぜひ!
自分自身が1番聞きたい対談を主催できる、こんな贅沢が叶えられるのがオンラインサロンの醍醐味です。

8月 娘の喘息が悪化。

夏休みに入り、ずーっと息子と一緒。子ども2人の通院ループが止まらず、誰にも会えない、どこにも行けない、どうしようもない。あまりのストレスで生理が止まり、いろんな意味で怖かった1ヶ月でした。

9月 児童発達支援事業所での実務が始まる

夏休みが終わり、ホッとしたタイミングでInstagramのエッセイマンガを担当させていただいている児童発達支援事業所で週3日実務も行うことになりました。必然的にInstagramの分析•運用も担当することになり、いろいろブラッシュアップ。タグからの流入が2倍、 インプレッションが10倍上がり、1週間でフォロワーが100人増加。さらにPDCAを回すため、積極的にSNSマーケティングの勉強を始めました。
そんな中、広告漫画の連載の連絡が!うれしすぎる!幅広い年代のキャラクターも登場し、計6回、18本の漫画を描かせていただきました。


10月 なれそめ漫画の続きを描く

少し余裕ができたので、SNSマンガにも力を入れることができました。
この頃から、自分自身を評価してもらえるSNSマンガと、仕事として評価してもらえるマンガ、どっちも好きで、どっちも大事にしたいけどキャパが足りない。漫画家としてどう活動していきたいのか、考えるようになりました。まだ答えは出てないけど、動き始めたからこそ選択肢がみえてきた感じです。

11月 子ども関連のタスクが爆発

コロナが終息をみせ、よっしゃ!やるぞー!!と思った矢先、これまで後回しにしてきたタスクが爆発。自分に力を注ぎたいのに注げない、もどかしいっ!

12月 新しいお仕事をいただく

今年もこれで終わりかぁ…と思っていたら、トントントンとお仕事に恵まれました。デザイン込みの案件もいただき、サロンで出会った仲間と共同で作業したことで、受注できる仕事の幅が広がりました。本当に感謝でいっぱいです。来年につながるお仕事もあり、ホクホクとした年末を迎えることができました。

この他、SNSを通じていただいたご依頼も多く、うれしいこと続きの一年でした。もうほんと、いただいてばっかり。ご依頼をくださった皆さま、一緒に仕事をしてくださった皆さま、ご縁をいただき本当にありがとうございました。

来年に向けて

いつもやりたいことを両手いっぱいに抱えて生きてるのですが、来年のキーワードは3つです。
広告漫画
わたしは誰かの役に立つことや共感してもらうことに喜びを感じ、自分の生活に憧れてほしいとか、そういう欲がありません。漫画家の友達に「そういう人あんまりいないから、広告漫画描いてみるといいんじゃないかな」と勧められたのがきっかけで広告漫画の仕事を始めました。漫画でサービスと人を繋ぐことができたらいいなと思うので、スキルを上げたい分野です。

地元を知る

生まれも育ちも福井県。地元にまつわる仕事がしたいなとぼんやり考えています。とはいってもめちゃめちゃインドアで、普段引きこもって漫画を描いているので、まずは地元のお店に行くことから!余力があればレポ漫画やイラストも描きたいです。

なれそめ漫画の完結
これはもう絶対…!絶対描き切りたい!
漫画を描く体力と根気作りに励みます。

長々と続きましたが、未来なんてわからないし、明日死んでるかもしれません。1日1日を大切に過ごした先で、どんな未来が待っているか楽しみです!

箕輪編集室で出会ってくださった皆さまへ

最後に1つ、報告です。
今日で箕輪編集室を離れます。
箕輪編集室はわたしにとって、イラストやマンガを描くきっかけになった大切な居場所です。

自分を肯定してくれる仲間に救われ、前を向いて成長する仲間に刺激をもらった2年半。能動的に過ごしたことで、大きなチャンスにも恵まれました。
幸せで充実した2年半は、わたしの宝物です。

福井という、東京までどう頑張っても3時間半以上かかる地方に住んでいる2児のママが、ガシガシプロジェクトに関わって夢を叶えていく。そんなぶっとんだ体験ができたのは、ぜんぶ箕輪編集室のおかげです。

離れることに葛藤も不安もありますが、学んだことを実践できる自分でいたい。
またいつでも戻れる居場所だと思って、今はアウトプットに力を注ぎます。

出会ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
りこったに出会ってよかったと思ってもらえるよう、これからもガシガシ生きていきますので、よろしくお願いします。

りこった

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