見出し画像

役割

こんにちわ、ricoです。


誰しも色んな役割があると思うのですが、私はどうやら「女性であること」を強く押し付けられることが嫌いなようです。


以前占い師さんにも言われたのだけど、「女性であることに対してもどかしく悔しく感じている」のですよね。だからってどうしようもないですし、男性になりたいわけでもない。


要は、中身がおじさん。いや、おっさん。


それは自覚があるのだけど。


私は夫婦って「男性脳と女性脳の割合」がパートナーで半々くらいになっていると上手くいくのかなと思っています。


私と夫は7:3の夫婦なんです。
夫は女性脳が、私は男性脳が強い。


ただ、ここ数年は私が女性であることを強く求められていた。夫だけでなく周囲から「女性なのだから」を物凄く押し付けられていたのもあるし、生理周期が狂っていたことや女性特有の不調も多かったから嫌でも女性であることの不便さを突きつけられていた。


本来私は仕事人間で、仕事好きなんです。


だけどそうじゃない自分、そう動けない自分、それをもどかしく思っているのに「女性は頑張らなくて良い」みたいに言われる。そういうゴチャゴチャしたのが本当に辛くて、心身のバランスも崩れていったのかなと。


女性として生まれて、そこに対してはそんなに嫌だとは思っていない。けれど、子どもたちを生んでからは強制的に「女性ばかりがステージが変わってしまう」ことや、「母親だから我慢する」こと、「自分ばかり苦労する」そういうことへのフラストレーションは溜まっていた。


子どもたちが小さいからと、本当は残業もしてゴリゴリ働きたいのにパートでしか働けなかったこと。


夫の都合もあり引っ越すたびに変わる自分の仕事環境。子どもたちの環境は私が整えるしかなかったこと。


周囲から男性脳と女性脳の割合をひっくり返すことを求められている感じがした。もっと女性らしく、もっと母親らしく、と。


中身がおっさんで何が悪いんだと。そうは思っていても、リアルおっさんからは「女性はニコニコしてればいいよ」みたいなことを言われてばかりで腹が立っていた。


私は私なのにって。


「ワンピースやスカートを着用するのが女性らしさ」みたいな変な価値観を押し付けられて息苦しかった。ワンピもスカートも着るけれど、自分に似合う形とは違うものを求められていた感じ。


私は顔立ちや骨格の兼ね合いで、シンプルなものが1番似合う。それは知っていて、スキッパーやVネックのニットにパンツかタイトスカートあたりがしっくりくる。


なのに花柄やティアードスカートとかそっちを求められているような感じ。


同じスカートやからええんやないの?とは思うけれど、より女性らしさを出せと言われると困ってしまう。


だって、似合わないもの。
着こなせていないわけではないけれど、私自身がしっくりきてない。


それをずーっと押し付けられている感じがして、何て窮屈な世界なのだろうと思っていた。従う必要もないし、特にそうしていたつもりもないのだけれど。見えない圧のようなものを感じていた。


会社を辞めて、そういうものから離れて気楽になった今は


男性が理想としてる女性像って、二次元じゃないの?


とすら思うようになった。


スリムすぎる体にボインは無理やて。
女性は逞しくなきゃオカンなんてできんて。
オカンになるためには女性らしさなんかよりオカンの要素増やさなきゃやってけんて。


と思う。


私は男性より女性の方が有能だと思っている。だって1人で何でもこなさなきゃいけないじゃない。か弱い我が子を守りながら、仕事も家事も育児も全部やらなきゃいけない。


そりゃ、逞しくなきゃやってけないさ。


だから夫には、私に今以上の女性らしさを求めないように言った。今は夫には経済的に頼ってはいるけれど、いずれちゃんと自立できるくらいに稼げるようにはなるから少し時間が欲しいことも。


今すぐ立ち直るのが無理なほどダメージを受けてしまったから、どうしても時間がかかること。それくらい私はずっと無理をしてきたこと。これ以上女性らしさとか女性としての役割を押し付けないでほしいこと。


全部を伝えてから半年くらい経過して、少しずつ以前の7:3に割合が近づいてきたように思う。もちろん、夫は女性脳が、私は男性脳が多い割合で。


やっぱり、私にはこの割合が1番しっくりくる。


外見が女性らしくないわけではないし、むしろ思い切り女性らしいとは思う。だからこそ今以上に「女性」を求められると感じてしまう。


くどいねん、そんな女女してる自分。
ええやん、顔立ちだけでも女やねんから。
女性の面してるけど背中のチャックおろしたら中からおっさん出てくるだけやん。


どんな私でも、私は私だし。
それでいいや。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?