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季節の移り変わり

子どもたちの学校行事がほぼなくなり、季節の移り変わりを意識することが減ってきたように感じます。


小学校まではわりとコマメに色んな行事があるので、「あぁ、もうそんな時期がきたのか」と思うことが多いのですけどね。


子どもたちのことが落ち着いてからは毎日忙しかったし、ひたすら会社と家の往復でしかなかったから余計にそう感じていたのかもしれない。


今朝天気が良かったので、ゆっくりと犬たちとお散歩をしてきたんです。


桜が散って葉桜になり、タンポポが綿毛になり、田植えの準備をしている様子を眺めながら初夏になるのだなとボンヤリ考えていました。


我が家の1番新入りさんは4歳の元保護犬ちゃんなのですが、冬の間は「寒いから散歩イヤ」って拒否していました。暖かくなった今はルンルンしながら花の匂いをかぎ、日向は暑いのか日陰を探しながらウロウロとしていました。


この子は繁殖犬だったから、恐らくほとんど散歩には行っていません。きっと季節の移り変わりも初めて実感するのだと思う。見るもの全てが嬉しいのか、もともとタレ目なのにさらに嬉しそうにタレ目加速してる姿が本当に愛おしい。


すごく愛嬌があるせいか、近所を歩いていると知らない方にも可愛い可愛いと撫でてもらっています。高齢女性に人気があるようで、見かけると自分から寄っていくほど。


そんな愛犬を見ながら、つられてこっちまでタレ目になるほど目尻が下がってしまいます。猫たちと遊ぶ姿も、先住犬とお腹を出して昼寝している姿も、とにかく愛おしい。


真夏は難しいけれど、この子たちと季節の移り変わりを楽しめたらいいなと思う。冬場はコタツから誰も出てこないけれど。


大人だけだと、なかなか実感しないと言うか季節に対して何の感情もなくなってくるのですよね。あーもう夏か、くらいになっちゃう。


でも犬たちと一緒にお散歩をすることで花を見て日差しの眩しさを感じるとか、のんびり時間の流れる感覚とか、そういうのを一緒に過ごせることが嬉しい。そこに可愛いがたくさん詰まってるし、なるべく元気に過ごしてほしいなと思う。


どれだけ同じ時間を一緒に過ごせるのかはわかりません。先住犬はすでに14歳、元保護犬はまだ4歳とは言え、先住犬に比べると平均寿命も短め。10年の壁とか言われるくらい。


それでも、あと何年かわからないけど。一緒に季節の移り変わりを楽しめたらいいなと思う。少しでも一緒に居たいと思う。贅沢なことは何一つしてあげられないけれど、たくさん愛情を受け取ってもっともっとタレ目になってくれたらいいなと思う。


大きなイビキも、しょっちゅうお尻から出るガス攻撃も、嬉しくて全力で頭突きしにくるのも、さりげなくできるようになったお手も、全部季節関係なく可愛いがいっぱいです。


私は幸せ者だなと思う。こんな愛おしい子達に囲まれて、のんびり過ごせてるんだもん。贅沢すぎるかもしれない。色んなところに着いた毛すら愛おしいとか、だいぶ親バカになってるけど。

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