見出し画像

TRPG用にイラストを描くのが楽しい

私はTRPGを嗜む人間です。
私は絵を描くのが好きな人間です。
そして、私がしたことを誰かが喜んでくれるととても嬉しい人間です。

それらを総合して、
セッション(TRPGをプレイすること)参加者を盛り上げるために
絵を描くことが、今すごく楽しいです。

画像1


こちらは「フィアスコ」というTRPGシステムの
「大☆惨☆事☆王」プレイセットを作成される際に表紙として提供させていただいたもの(私が描いたのはイラストのみ。文字はちかまさんによるものです)。某カードゲームアニメの世界観で遊べるプレイセットです。作者はちかまさん。

実際にプレイヤーとしてテストプレイに参加したのですよ、「大☆惨☆事☆王」。表紙にいるキャラクターはその時に誕生したキャラクター達(NPC含む)です。
私は右下の紫色謎生命体役でした。

「フィアスコ」は即興的にキャラクターや物語を作っていくので、事前にキャラクターの立ち絵を用意することはありません。
セッションのはじめにキャラクターの設定が出来上がって、なんとなくイメージに合いそうな画像をネットの海から拝借してきて当てはめていました。

でもせっかくプレイヤー全員が某カードゲームアニメが好きで、私は描くのが好きで……。
ならば!とプレイヤー全員の立ち絵を、その世界観風に描いてみて押し付けてみました。頼まれてもいない差分もつけて。

画像2

画像3

描いててすごく楽しかったですね!!
この時にすごく喜んでもらえたのが本当にうれしくて、その流れでTRPGの盤面用に絵を描くことががっつり増えました。

現在その流れにぶち当たっているのが、私がシナリオを書き、GMを務めているポケモンTRPG「荒野を往く者」。
元ネタにしている「ポケモンコロシアム」の世界観が大好きなので、それをプレイヤーたちと共有したいのと、
劇場版のノリでアニメを見ているように没入しながらプレイ出来たら最高だな、という思惑で主要キャラの登場シーンや重要なシーンをカットインとして描いています。

画像4

画像5

とても有難いことに、これも結構喜んでもらえてる(と思う)。
1セッション2~3枚消化……セッションの進み具合に合わせて現在進行形で描いているのですが、正直追いつかない。そんだけ細かく区切るのが悪い。

でもたのしい。

ここまで用意して、2陣(違うメンツで同じシナリオを遊ぶこと)を回す予定はないんですよ。3章あるうちの1章をプレイするのに半年かかるようなシナリオなので。据え置きでやれ。

でも個人的には結構面白いシナリオになれてると思うので、1陣が終了したらシナリオ置きにきます。オーレ地方はいいぞ。
今書き溜めているカットイン素材たちも、せっかくだからいっぱい見てもらいたいのでまとめる予定です。


おまけ

せっかくなので、ちょっとだけ絵を描く時の流れなんかを。

こういう絵を描くようになって、しっかり画面映えする絵を作るのに、アニメ塗りっていうのは本当に適しているんだな、と思っているところです。
バケツ塗り一発で画面が埋まっていくので量産向きでもある。

そのために欠かせないのが、しっかり境界が閉じられた線画です。
私は隙間のある線画を自動的に閉じてくれたりしないSAIのバージョン1を使っているので、本当にこれが無いとはじまらない。

デジタルでの作画にものすごく苦手意識があるので、線画は完全にアナログで起こしています。上で使用している画像もすべてそうです。

まあ実際バケツで流し込んでみると大体はみ出るんですが、そこはソフト上でちょちょいと加筆して……。
レイヤー分けをして大まかに色を置いていったあとは、それぞれパーツごとにフィルターツールを使って色相や彩度をいじります。ここはデジタル様様だなって思います。

で、最近収穫だったのが、アニメっぽい画面を作る小技。

画像6

ばしばしと色を置いて、背景素材にいい感じにボケた写真をお借りして。
悪くないけどちょっと背景から浮いてる感じ。

画像7

線画、色、背景レイヤーのいっちばん上に塗りつぶしたオーバーレイレイヤーを乗せます。

画像8

するとちょっと馴染む!……ような気がする!

気のせいレベルかもしれませんが、同じ色の光の中にあるような統一感が。ほのかに。
暗めの画面を作るときに向いてる気がします。

あ、いいかも。な画面が作れると楽しさ有頂天です。
アニメ風カットイン楽しいぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?