【ミュージカル女優】可知寛子さんについて語ろう
過去に書いたnoteの中で、自分的にはとっておきなのに、アクセス数が全然伸びないnoteというのがいくつかあります。
その中のひとつが、こちら。
このインパクトのありすぎるサムネイルと、『かちひろこ』って誰?というダブルパンチのせいか、まったく読まれておりません(笑
でも、こういう、タイトルだけでは誰も読んでくれないかもしれないけど、面白いモノを紹介することこそ、私がnote書いてる価値なんじゃないか、と勝手に使命感に燃えることにしました。
というわけで、今回、改めて可知寛子さんのご紹介です。
「可知センサー」だけが頼りの「可知サーチ」
まずは、可知寛子さんについて復習。
可知寛子さんは、ミュージカル界きってのユーチューバーです(おぃ!)。
彼女のYouTube チャンネル『魅惑のかちひろこ』は、おそらくミュージカルファンの間ではよく知られた存在かと思いますが、ご存知ない方のために解説しますと、可知寛子さんは、ここ10年くらい、毎年コンスタントに3-4本のミュージカルにご出演されている、ベテランアンサンブル女優さんで、ステイホームになってユーチューバーデビュー。
コメディもいける剽軽な語り口と、ミュージカル女優の経歴を活かして、次々と名作動画を量産していらっしゃいます。
(前回のnote《『魅惑のかちひろこ』で朝から大爆笑した話》より)
可知さんは、私が大好きな女優さんです。ただし、普段、ミュージカルを観に行くのに、作品で観るものを選ぶ私は、キャストはあまり気にしません。だから、わざわざ可知さんが出てるモノを探して観に行くという事はしないのですが、観に行ったミュージカルに可知さんが出てたら、テンション爆上がりになります。
ひとたび可知さんが出てるとわかると、私の「可知センサー」が発動され、観劇に使うエネルギーの約1/3を「可知サーチ」に投入します。
アンサンブルの役者さんって、とにかく劇中のどこに出てくるか油断ならないのです。
プログラムなどにちらりと記載がある場合もありますが、「町人、赤のドレスの女、他」とかいう書き方なので、
「どこのシーンの町人ですか?」
「赤のドレスの人沢山いますけど?」
「他って誰?」
ってなる。プログラム、まったく役に立たない。
少し前に観た『プロデューサーズ』という作品では、可知さん、まさかの太ったおじさん役で登場されておりましたが、まったく「可知センサー」反応せず。悔しいったらありゃしない。
ちなみに、太ったおじさんの可知さんはこちら。
おじさんに変身する様子は、以前も紹介しましたが、こちらの動画の後半にあります。
前半の可愛い案内係役とのギャップがすごすぎます。
こんなの、わかんないよ!
可知さんの最新動画をチェック!
そんな振れ幅無限大の可知さんですが、先ごろ公開された最新作の動画がこちら。
歌詞がどこまでがオリジナルの『うっせぇわ』で、どこからが可知さんの作詞なのか、シームレスすぎて、混乱するレベルの完成度です。
時々、ふと降りてくる「皇后感」が面白すぎて、涙がでます。
もはや、ミュージカル『エリザベート』にこのシーンあったよね?と思えてくる。
才能の無駄遣いなのか、才能を無駄なく使っているのか、もうこうなったら、この道(どの道?笑)を極めて欲しいと思うのは私だけでしょうか。
アイデアもさる事ながら、技術と表現力に加え、舞台役者さんの瞬発力と集中力、全てを惜しみなく使いまくるユーチューバー可知さん、素晴らしすぎます。
可知さんはミュージカル女優
これだけ攻めているユーチューバーの(!)可知さんなのに、タイトルの最後に【ミュージカル女優】とつけてるあたりが、可知さんの矜持を感じて痺れます。
ちなみにgoogle様で調べますと。。。
はい、「映画女優」とでるんですね。
そりゃ、【ミュージカル女優】って書きたくもなるってもんです。
ちなみに、公開されているプロフィールによれば、映画にご出演されているのはたったの1本だけです。
映画女優では。。。ないよ?たぶん。
Google しっかりしてくれ。
可知さんの芸に思う
さて前回紹介したいい感じの朝食を作る動画も、今回の動画も『エリザベート』のパロディです。
『エリザベート』には、もちろん可知さんも出演された事があります。いわゆるウィーン系ミュージカルの王道、宮廷モノです。つまりザ・シリアス系ミュージカルなのに、可知寛子の手にかかれば、たちまちすべてが爆笑のうず。
想像するに、可知さんご自身が『エリザベート』大好きなんでしょうねぇ。
なにかを好き過ぎるあまり、どうかなってしまう事(笑)って、人間誰しもあると思うのですが、それがミュージカル女優を天職としている人だと、こうなっちゃう。「うっせぇわ」を聴いて、シシィーの嘆きに聴こえてしまうって、もはや可知さんにシシィーが憑依しているのか?
なんにしろ、思い入れのある作品の役をやると、役者の燃え方半端ないってやつでしょうか(違っ!
それはそうと、この動画を見てると、役者にとって、表現力と技術は車の両輪だなと、改めて思います。
両方揃っている可知さんだからこその、このクオリティ。
表現するには技術がいる。
技術があるから表現ができる。
どっちが欠けてもダメなんだな。
って大真面目な事をこの動画観てしみじみ思うのでした。役者って大変。
おまけ
『うっせぇわ』動画、YouTube の解説欄読んでさらに大爆笑。
この素敵なお衣装も可知さんの手作りだそうです。
解説欄もぜひ読んで下さいませ。
※念のため、可知寛子さんとは無関係のただのファンです。回し者ではありません(笑
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