副殻と縮退
実験をしてから友達とのごはんなどもあって少し勉強できない日がつづいた。付き合いもしながら勉強できたら大学生は一番いい。しかし、すこし勉強しなさすぎたようにも思う。ここ数日でやった勉強の成果をあわせてのせる。
副殻
数か月前に「副殻」という言葉をみたが、あまり意味が分からなかった。そのときはネットで調べて「副殻は古い言い方だ」ということだったので理解するのをあきらめたのだった。いまはよくわかるし、大事な概念だったこともわかる。
古典的な描像では電子は原子核の周りを廻るが、量子論の描像ではある形状をもった電子雲で描く。電子の位置は主殻すなわちK殻、L殻、…で与えられるが、そこに格納された電子はさらに厳密な形状をもった殻をもつ。これが副殻である。副殻はs軌道ならば球、p軌道ならば亜鈴の形状をしている。
やはり昔さかんに行われた自然科学の概念の日本語翻訳はおしゃれだと思う。「副殻」ときくだけでスッと理解できる。
縮退
「縮退」もずっと意味が理解ができなかった。これは簡単で、p軌道の3つが同エネルギー準位であるのは周知の事実であるが、こういう別の軌道状態が同じエネルギー準位をもっていることをいう。spの混成軌道はsとpがほとんど縮退しているために起きる。
すこし物足りないけども、この3日ほどの成果はこれだけである。何度も言うが、もう少しできたようにも思う。明日からまた頑張る。
おわり
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