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【音楽遍歴】1987年に行ったライブ


はじめに

これまで、年毎に購入したアルバムとベスト3枚について書いてきましたが、今回は1987年に行ったライブについて書きます。ただ、正直言って、35年くらい前のことなので、ライブ自体の感想はほぼほぼ記憶になく、ライブのザックリした感想とライブに関係する「出来事もろもろ」を中心に書いていきます。

Howard Jones

デビュー当時の勢いが失われてきたのは否めませんが、前年の10月に3rdアルバム"One to One"をリリースしたタイミングでの来日でした。それでもHoward Jonesは日本ではまだ人気があり、大阪の2000人規模のホール、東京の武道館を含む東名阪3箇所での公演でした。

ライブ情報

アーティスト : Howard Jones (One to One Tour)
開催日    : 1987年6月17日
開催場所   : フェスティバルホール

出来事もろもろ

Howard Jonesは日本贔屓で、それまでも何度か来日していたものの、中学生や高校生の身では年に何度もライブに行くこともできず、この年のツアーが初めての彼のライブでした。大阪の会場は中之島にあるフェスティバルホールで2000人超規模の大きめのホールでした。

当時、チケットはチケットぴあの店頭に直接出向くか、チケットぴあに電話をかけて予約番号をゲットし、店頭で発券してもらう2種類の方法があったのですが、このときは学校に行く前に京都四条河原町のジュンク堂の中にあるぴあのブースでチケットを購入しました。当時は座席指定制で、ゲットした席は最前列の端っこから3番目くらいのところでした。

この日はバキバキのデジタルサウンド+女声コーラス隊のソウルフルなコーラスをフィーチャーした"Don't Want to Fight Anymore"で始まり、テープの逆回転再生で有名なThe Beatlesの"A Day in The Life"のカバー等を織り交ぜつつ、デビュー時のナイーブさよりも力強さが目立っていたような気がします。セットリストはsetlist.fmで直前のアメリカツアーから持ってきたのですが、"New Song"とか"Hide And Seek"もやったような気がするけど、どうだっただろう。

セットリスト

  1. Don't Want to Fight Anymore

  2. Give Me Strength

  3. Step into These Shoes

  4. Look Mama

  5. Life in One Day

  6. All I Want

  7. What Is Love?

  8. A Day in the Life (The Beatles cover)

  9. Pearl in The Shell

  10. The Balance of Love (Give and Take)

  11. Will You Still Be There?

  12. No One Is to Blame

  13. You Know I Love You, Don't You?

  14. I.G.Y. (Donald Fagen cover)

Encore

  1. Things Can Only Get Better

Simply Red

"Holding back The Years"のスマッシュヒットで一躍人気者になったSimply Redが2ndアルバム"Men and Women"リリース直後に敢行した来日公演です。それまで聴いていたエレクトロポップやサイケデリックロックとは全く違う路線でしたが、「良いタイミングだし、せっかくだから行ってみるか」という物見遊山的な考えで見にいきました。

ライブ情報

アーティスト : Simply Red (Men and Women Tour)
開催日    : 1987年8月3日
開催場所   : 大阪厚生年金会館大ホール

出来事もろもろ

「物見遊山的」と書きましたが、実はそれ以外にも企みがありました。毎朝、同じ時間の同じ車両から電車に乗る女の子がいたのですが、その子を誘って見に行こうというのがその企みでした。一度、網棚に荷物を載せようとしたのを手伝って上げた時に話をしたくらいだったのですが、時々ギターを持って通学していて、音楽好きっぽかったので、今風に言うと「ワンチャン、行けるかも」という根拠ゼロの意味不明な自信がありました。

とは言っても、基本的には女子と話すのが苦手な人見知りの根性なしなので、結局は声をかけることもできず、1人で行くハメになる訳ですが…

ライブは2部構成。元々、それ程アルバムを聴き込んでいた訳でもないので、あまり耳馴染みのない前半は結構辛く、途中で寝そうになりました。インターミッションを挟んだ後半でようやくシングル曲が演奏され、スローバラードの"Holding back The Years"からソウルフル&パワフルな"The Right Thing"で何とか覚醒。ラストは新作の中でも一番好きだった"Ev'ry Time We Say Goodbye"。映画のラストシーンに流れて来そうな至極のバラードを聴けて一応満足しました。

ライブが終わったときの感想は、「あの女の子を誘わなくて良かった」でした。ほぼ初対面の女の子と見にいくライブじゃなかったです(笑)。

セットリスト

  1. Come to My Aid

  2. Infidelity

  3. Look at You Now

  4. Jericho

  5. Move on Out

  6. Sad Old Red

  7. Resume

  8. I Wish (Stevie Wonder cover)

  9. Love Fire (Bunny Waller cover)

  10. Turn It up

  11. Shine

  12. Red Box

  13. Money's Too Tight (to Mention)

  14. I Won't Feel Bad

  15. Holding back The Years

  16. The Right Thing

  17. Ev'ry Time We Say Goodbye

おわりに

Howard Jonesは1stアルバム"Human's Lib"が素晴らしすぎて、2nd以降は物足りないというのが正直なところ。ライブもちょっと思っていたのとは方向性が違って、「ああ、こんな感じなのか」と思った記憶があります。アニバーサリーでよくやられる「再現ライブ」で「Human's Lib再現ライブ」があれば行ってみたいな。

Simply Redは…「ライブに行くならシッカリ作品を聴け」ということを思い知った経験でした。

次回は1988年に行ったDepeche ModeとEcho & The Bunnymenのライブについて書いてみようと思います。


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