【音楽遍歴】1996年に行ったライブ
はじめに
1996年は初めてサザンオールスターズのライブに行きました。過去の記事にも書いてきたように、ほぼイギリスのエレクトロポップしか聴いていなかった高校2年生の時に「Kamakura」を聴いて、その完成度の高さに衝撃を受けて以来、彼らのアルバムは欠かさず聴いていたのですが、ライブはこのときが初めてでした。
ただ、元々行こうと思っていた訳ではなく、僕が東京に出張している時に、彼女が知り合いから「チケットあるけどいる?」と言われたらしく、「(僕が)見に行きたいんじゃないかなあと思って」密かに2枚確保してくれたのでした。
ライブ情報
アーティスト : サザンオールスターズ(サザンオールスターズ スタジアムツアー 1996 「ザ・ガールズ万座ビーチ」)
開催日 : 1996年9月15日
開催場所 : 阪神甲子園球場
出来事もろもろ
甲子園球場は1990年のPrince以来、6年ぶり2回目の出場です(笑)席は予想外に良い場所で、グラウンド(アリーナ)の前方のブロック。ステージも天然芝の上に設営するのを避けたのか、グラウンドをフルに使うのではなく、内野と外野の間くらいだったので、スタジアムのライブとは思えないくらいステージまでの距離が近かったような記憶があります。
ライブについては、細かい事はほとんど覚えてませんが、楽しかったの一言に尽きます。それまでは、Depeche ModeやらEcho & The BunnymenやらThe Theといった決してメインストリームではないアーティストのライブを見ることが多かったので、「テレビやラジオで流れてくるヒット曲が連発されるライブってこんなに楽しいのか!」と思ったことを覚えてます。大ヒット曲やアンセムを持っているバンドは強いですね。
セットリストは最新アルバム「Young Love」の曲を中心に、過去の作品を織り交ぜた全30曲。カラオケに行くと大抵サザンを歌っていた(というか、サザンくらいしか歌えなかった)ので、シングル曲が始まるとつい嬉しくなって1人メドレー状態。あまりの騒ぎっぷりに、彼女は笑顔を見せつつも、退いてました。「栞(しおり)のテーマ」とか「Ya Ya(あの時代を忘れない)」とか「Kamakura」の収録曲がなかったのは残念でしたが、聴きたい曲は大体聴けてお腹いっぱい。
「みんなのうた」で巨大な風船がいくつもステージから客席に放り投げられるテレビで見たことのある光景が展開され、いつもあちら側で起こっていた出来事が、こちら側で起きていることに感動したことを彼女に熱く語って、うざがられていた気もします(笑)
結局、ライブは約3時間続きました。Princeのライブなんて1時間だったから、同じチケット代で3倍の時間楽しめた計算。洋楽のライブだと大体1時間半くらいなので、最後の方は足腰がパンパン。僕より随分年上の桑田佳祐は最初から最後までサービス精神が旺盛&元気で、そのエンターテイメントに徹したパフォーマンスは「音楽」という漢字がピッタリ。これまでに、それなりの数のライブに行って、感動するライブも見てきましたが、楽しさという観点だと、このサザンオールスターズのライブがいまだに(多分今後の人生で見るライブを入れても)ダントツです。
セットリスト
お願いD.J.
フリフリ'65
いなせなロコモーション
Young Love(青春の終わりに)
あなただけを~Summer Heartbreak~
マリワナ伯爵
Moon Light Lover
Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)
汚れた台所(キッチン)
恋の歌を唄いましょう
平和の琉歌
C調言葉に御用心
夏をあきらめて
涙のキッス
愛は花のように
希望の轍
真夏の果実
太陽は罪な奴
胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ
愛無き愛児~Before the Storm~
恋のジャック・ナイフ
ミス・ブランニュー・デイ(Miss Brand-New Day)
マチルダBABY
マンピーのG★SPOT
ボディ・スペシャルII
みんなのうた
愛の言霊~Spiritual Message~
Encore
ニッポンのヒール
勝手にシンドバッド
心を込めて花束を
おわりに
今回は、サザンオールスターズのライブについて書きました。今時点で、このライブから28年が経っている訳ですが、音楽シーンの移り代わりや新しい才能の登場がある中、サザンオールスターズも桑田佳祐もまだトップのポジションをキープし続けているのは本当に凄いなあと思います。
昔よりも今の方がファン層が拡がっている気さえするので、もはやチケットを取るのは尋常なく難しそうですが、今回この記事を書いていて、「3時間立っていられる間にもう一回見に行ってみたいなあ」と強く思いました。
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