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共働き家庭の時短かフルタイムか問題

共働き家庭では、フルタイムか時短にするか、何度かその選択をしなければならないタイミングがありますね。何かを選ぶ、ということは何かを捨てるということ。どちらも捨てずに両方を得るためには、何かプラスのことをしないといけないです。

まずは育休明けどうするか。4月入所だと、そろそろ決める頃でしょうか。

私は迷わず時短勤務を選びました。
理由は子供との時間は限られているし、時短でも結果を出せばキャリアも積めるはず、と期待を抱きつつ。
キャリアは思い描いていたような成果は出せませんでしたし、時短といいつつ残業、仕事を持ち帰ってしている有様でした。
でも、子供はあっという間に成長するし、時短にして良かったです。
30代半ば、キャリア形成するにもめちゃくちゃ大事な時期よね、と思いつつも、私は子育てを軸にしたいと思いました。

そして、3歳。
当時、会社の時短制度は3歳までしか利用できませんでしたので、2歳の秋に判断が迫られました。
通園している保育園は、18時までの預かりでしたので、17時半まで働いていたら、お迎えに間に合わない、成り立たない。
そこで、上司に「時差通勤させて欲しい」と申し出ました。
上司からは「君だけにわがままは認められない」。
若くて無知だった私は、そうか、わがままなのか、子育てで通勤時間を30分ずらすことはわがままなのか、と、泣く泣く転園先を探しました。
子供も先生もとても良い関係を構築出来ていた保育園からの転園は、親子ともども辛く、新しい園に慣れるまでも大変でした。

そして、数週間後に会社が合併すると通達があり、勤務条件が変わるため、保育園などの都合で勤務時間が合わない場合は、時差通勤してよい条件に。
既に転園先が決まっており、変更きかず。
会社都合なら、なんでもあっさり変わる、当たり前ですけど。

たらればですが、時差通勤について、上司がだめなら、人事に直接掛け合えばOKがでたかもしれません。
上司が永遠に直属の上司なわけではないのだから、一時的に関係が悪くなっても、しれっと行動すればよかったのです。

子育てしながら、時差通勤して働くことの何がわがままなのか?
もし今だったら、理由を明確に聞き、納得いかなければ、人事に掛け合い、それでも通らなければ、転職活動して、退職していたと思います。
新卒時代から一つの会社に勤め続けていたので、その会社がすべてのルールのような視野の狭さに陥っていましたが、逞しさと客観的な視野の広さは必要ですね。

そして、小1の壁。
我が家は上と下が5歳差なので、小学校入学時は下の子の時短制度を利用して、何とか小1の壁は切り抜けられましたが、どこのご家庭も、出社のタイミングと登校のタイミングが合わず、それぞれに不安を抱えながら頑張っていました。

小学校の門の前まで一緒に行き、30分近く校門近くで待たす、友達の家に連れて行き見てもらう、仕方ないから鍵を閉めて出させる。小学校1年生に鍵を閉めさせるのは、本当に心配で仕方のないことだったと思います。
これって、そもそも各家庭で頑張らなければいけないことなのか。少し時差通勤させてくれれば、解決する問題なのでは?その分昼休みを短くするとか、運用でカバーできることよね。

我が家は下の子が小学校に上がるまで時短制度が延長されたので、上の子に「行ってらっしゃい」と声を掛けてから出勤する形を取りました。
私はどうしてもそれだけは譲れない点でした。お迎えが遅くなることもたくさんありました。でも、朝だけは絶対に、行ってらっしゃいと言って、送り出したかったです。それは、父がしても母がしても、どちらでも良かったですが、我が家は母である私の役割でした。

ということで、朝は時差通勤で皆さんより遅れて行く、時短勤務で帰りも早く、総合職としてのキャリアはいずこへ、という感じでしたし、勤務中もいたたまれない気持ちでしたが、時間内にやるべきことはやり、会社での残業は一切出来ないけれど、持ち帰り仕事もし、子育てもし、まあ大変でしたけど、ほぼワンオペにしては頑張っていたと思います。

私はデイリーで実家を頼ることは出来ず、シルバー人材センターやベビーシッターさんなどの外注もしませんでした。当時は今ほど利用されている方が周りにおらず、進んでお願いすることをしませんでした。子育てもキャリアも両方積みたかった割りには、他の手を利用する努力と、夫との運営体制の整備が足りなかったな、と今では思います。

働いていた会社で、女性がもっと働きやすくなるように、という思いもあり、頑張りましたが、転職するという選択をもっと考えるべきだったのではないかとも思います。
これからの時代は、副業しながら個人事業主を目指す人も増えてくると思いますし、子育てしながら、子育てのステージに合わせた働き方がもっとしやすくなると思いますが、昔ながらの働き方に疑問を感じたら、感じたままにせず、状況を把握して、会社にも働きかけ、自分が納得する選択が出来るといいですね。

子育てと仕事に必死で考えている時間をなかなか取れない方が多いと思いますが、ストレス解消に充てている時間のほんの僅かでいいから、考え、向き合う時間を作れるといいな、と思います。
書くこと、おすすめです。




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