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カラオケ屋はやめとけ

こんリシェ( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
ゴールデンウィーク皆様いかがお過ごしでしょう。

リシェはゴールデンウィーク働きたくなくてニートになりました。それまでの話でもしてみます。

私が雀荘を辞めてからカラ館で働きだした。
面接して貰ってその場で採用だった。持ち前の愛嬌()が生かされたのかと舞い上がり新たな1歩を踏み出せた事を誇りにさえ思った。

しかし、それが罠だった。
そもそもカラオケ屋に申し込んだのは本音を言ってしまえば楽そうだったからだ。持病持ちの私にとって重労働は荷が重い。長く続けるにもなるべく軽作業のものが都合が良かった。

ドリンクを作って部屋まで運び清掃をする程度なら私にも出来るだろう。
だが、現実はそう甘くはなかった。

まず、ドリンクが重い。メガジョッキ3つとグラス3つでまず私はドリンクを片手では持てずひっくり返した。トレンチで運ぶのだが3階以上離れていなければエレベーターも使えない。となると、階段である。

階段の昇り降りが正直1番キツかった。運んで調理場に戻ってもまた運ばなければならない。時間が経つのも相当に長く感じた。

あとは清掃である。テーブルの上を片しマイクにスプレーを吹きかけ袋を被せ、あとはカラオケの設定を戻しテーブルを拭く。時間にすれば4分程度だ。

そして、これを繰り返さなければならない。単純作業ではあるが週末は特に酷かった。パーティールームというものがあるのだが40人程が入れてしまう。清掃は地獄と言っても良い。

満室になる事も少なくはなかった。
そうなると清掃も運びもよりスピード感を求められる。体が追いつかなかった。

薬の副作用でふらつきがある私はそんな忙しい最中ドリンクを零すことが多々あった。階段で転ぶのだ。その頃から限界を感じ始め雀荘への未練が日々増した。

とどめを刺してきたのはゴールデンウィークだった。LINEグループでこんな事を言われた。「ゴールデンウィークは必ず多く出勤すること」

繁忙期であるため致し方ない事なのだろうがゴールデンウィークは旦那と過ごしたかった私は遂に辞める事を決意した。

思えば私の後に入ったクルーは全員辞めていった。あの辛さに耐えられなかったのだろう。そして、それは私も同じだった。

今まで営業職やキャバクラで働いていた私にとって誰にでも出来る仕事はやりがいがなかった。自分が店から必要とされていないのも薄々感じていた。きっと入れ替わりが激しいから手当り次第人を入れていたのだろう。そう思うと尚更耐えられなかった。

バイトというものはそういうものなのかもしれない。ましてや楽そうだからという安直な考えを持っていたのならなおのことそうなる事は想定出来たはずだ。

そして、4月末私はカラオケ屋を辞めた。
店長には理由を聞かれることも引き止められることもなかった。当然のことではあるがやるせない気持ちがそこにはあった。だが、辞められて安堵した私もいた。

結局私には雀荘しかなかった。
縁があって今月とある雀荘の面接を受ける。

家からは遠いのだが、私にはやはり麻雀しかない。好きな事を仕事にするという事が如何に幸せな事かを再認識できたことは大きい。

カラオケ屋が楽だと思っている人はやめとけと言っておく。今ではカラオケがトラウマと化してしまった。マルチタスカーで体力に自信があり単純作業が苦じゃない人には向いているのかもしれない。だが、改めて言う。カラオケ屋はやめとけ。

これが私の2ヶ月間の労働の話だ。
今月私は雀荘に戻る。その時は私という人間を必要としてくれてやりがいが感じれる環境であることを切に願う。

カラオケ屋で働いていた人も少なくはないと思う。だが、私は何度でも言う。カラオケ屋はやめとけ。

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