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休職日記⑩(その1)

朝3時40分起き。5時40分に家を出る。普段の出勤とほぼ同時刻であり、休職中はそこまで早起きしてなかったので少し心配したが大丈夫だった。そりゃあ仕事に行くのと遊びに行くのでは緊張度が違うものだしね。

西武線で池袋に出てからが勝負。予定通りにJRを乗り通せることができるのか。強風で電車止まることもありえる。とりあえず行ってみてから考えよう。有人改札で青春18きっぷに日付の押印してもらってから、早速埼京線に乗る。赤羽で高崎線に乗り換えて高崎まで行くが、ここでちょっとしたアクシデントが…。籠原駅で何かしらの飛来物が車体に飛んで来たとのことで安全確認してて9分遅れた。高崎での次の電車の乗り継ぎが10分しかなかったので超焦る。ここまで来ると1本乗り遅れるだけで目的地にたどり着けなくなるので必死だ。結局遅れは1分ほどしか短縮されずに高崎へ着く。トイレに行く余裕は無く、次は初乗車の水上行にかろうじて飛び乗って事なきを得た。あ〜疲れた。

ここからの車窓が楽しみで、実際、一駅ごとの気候の変動が凄くて驚いた。後閑駅辺りまでは穏やかで青空も見えてたし、風もなく気温も予報よりずっと暖かであったのに、その次の上牧駅では晴れてるのに白い塵のような雪が舞っていて何か怪しいと思ってたらあっという間に次駅の終点水上駅に着くなり、完全な雪景色。たった8〜10分での出来事とは思えない程だった。

数分前はこんな感じだったのに…。
数分後の水上駅前。よく見えないが雪が舞っている。


水上駅で12分の連絡時間があり、まず我慢してたトイレに行き。あとはとりあえず改札を出て予備のちょっとした食料でも商店で買おうかなと思ったが、次の長岡行に乗り遅れると平日は4時間待ちになるとのことで、何も買わずにさっさと切り上げて、既に待機している車内に入った。ボックスの良い席は、既に自分と同じような18きっぷのソルジャーが抑えてしまっていた。まぁ、混んではいなかったので悠々と座れたけどね。

9時43分発の長岡行きは、鉄道ファンに有名な長い階段通路のある土合駅などのトンネル区間と、しっかりとした積雪のあるスキー場などの銀世界が交互に目の前に現れる。割とあっという間に、新幹線と在来線が公差する越後湯沢駅に到着。一応の難所は予定通りに通り抜けることができたみたいだ。(続)

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