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新型コロナウイルス戦争顛末記

未知のウイルスが中国で存在を「認定」されたのは、2019年12月31日のことだった。2019-nCoVと命名された新型コロナウイルスは、中国湖北省武漢で、最初の死者を出した。61歳の男性患者であった。武漢市内の海鮮市場の出入り業者だった。
それから、新型コロナウイルスは、短時間に猛威を振るい始めた。だが、中国当局はパニックの発生を恐れて、事実を隠蔽した。人から人への感染は確認されていないと強弁した。

極東の島国日本で、大陸の事態を憂慮していた著者、リチャード・コシミズ(RK)は、早速ながら、「この病気はアビガンで退治できるのではないか?」と思案していた。2020年1月23日、RKは、リチャード・コシミズ YouTube講演【テーマ:新型コロナウイルスはDEEP STATE残党の悪足搔きなのか?】にて、初めて、新型コロナウイルスに触れた。この新型ウイルスが、衆知のSARSウイルスやエボラ出血熱ウイルスに似通っていることに着目している。既にこの時点で、武漢の死者数は十数名に達していた。そして、1月25日、大阪で開催した定期講演会で「リチャード・コシミズ 大阪定期講演会(YouTube)【テーマ:安倍晋三の穢れたはらわたが見える】と銘打った講演を行った。その中で、アビガン(ファビピラビル)を新型コロナウイルスの治療薬に使えと初めて主張している。

アビガンは「すべてのRNAウイルスに効果がある。」とわかっている新機序の抗ウイルス薬である。2012年に当時の富山化学工業が富山大学医学部(当時)の白木教授と共同開発したものである。旧来のタミフルやリレンザと違って、細胞内部でウイルス遺伝子が複製を作るのを阻害する。だから、隣の正常細胞にウイルス遺伝子が入り込んで感染させない。また、細胞から細胞への感染がないため、耐性ウイルスを生み出す危険性が極小である。
アビガンとは、この薬剤の商品名であり、有効成分がファビピラビルである。当初、インフルエンザに対応する抗ウイルス薬として開発されたが、特殊な勢力の妨害により、厚労省の認可が得られず、闇に葬られる寸前までいったいわくつきのオクスリである。

「すべてのRNAウイルスに効果がある」のだ。だから、新型インフルエンザに効くのはもちろんのこと、SARSウイルスにもエボラ出血熱にも効いてしまう。さらには、鳥インフルエンザにも。さて、人類の生存を脅かすような危険度の高いウイルスと言ったら、今名前の挙がったウイルス以外にあるだろうか?

2013年ごろであろうか、不良中年真っただ中のRKは、池袋のスナックで飲んだくれていた。たまたま近くに座った青年と会話することになったのだが、青年は例のT化学工業の社員だといった。アビガンのことを齧っていたRKは、すぐさま、彼に単刀直入に尋ねた。「アビガンって、エイズも直せるの?」青年はひそひそ声でこう言った。「はい、治せます。」と。アビガンは、すべてのRNAウイルスに効果のある万能薬なのである。アビガンは「RNAウイルスRNAポリメラーゼ阻害剤」と称される薬品である。RKは、早くから」、この薬に注目していた。インフルエンザ用に開発されたのだが、ちょうど流行中だったエボラ出血熱の患者やSARSの患者に投与されて、治療効果を上げた。どちらも、今に至っても治療薬といえるものがない病気だ。だが、アビガンは、効果を示したにもかかわらず、正式の薬剤として認められていない。唯


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