蕎麦の収穫と麦播種
蕎麦は以前にも作ったことがあるが、まともに収穫したことはなかった。
今回もまた失敗して家内に笑われそうに思いながら挑戦した。
それも、もち麦と高黍(こうりゃん)の収穫に自信をつけていたからだ。
前回は実をつけながら、丁寧に刈り取らなかったので失敗した。
今回は、高黍の穂刈りの経験から、最初は実をしごき採ったが、途中で面倒になってしまった。
そこで、下から全部手で刈り取って、シートをかぶせて置いておいた。
そして、時間のできた11月16日、その半分を手で脱穀した。
まず、実を葉が少しついたまま、しごいて採って、粗めの篩(土木用のとおし)で実をほぐして落とす。
今度は目の細かい篩にかけて、葉っぱのかけらなどのゴミを落とした。
試しに以前しごきとって乾燥していた実を籾すりすることにした。
そば殻をなんとか外そうと、麦と同じように精米機にかけたが、全く歯が立たなかった。
そこで、小型のミルミキサーにかけると、殻が外れて粗い粉となって現れた。
本当は蕎麦粒にできると思っていたのだが、粉になってしまった。
そこで、ざるを篩にして荒いそば粉をボールにとった。
次に、仕方ないので30年ほど前に親から譲り受けていた家庭用の電動製粉機を用いて細かくした。
この製粉機は古くて調節レバーがうまく動かなくて、なかなかきれいに粉にしてくれなかった。
製粉機がない場合は、思ったより蕎麦は柔らかいので、擂り粉木などでも粉になりそうだ。
今回はだいたい500ccほどの蕎麦の実で、100ccほどの粉をとった感じだった。
蕎麦は20㎡ほど作ったので、この作業はしばらく続けねばならない。
製粉に関しては手間を考えると全く割には合わないが、栽培に関しては手間いらずで時期も都合がいい。
生存維持的自給生活を目指している自分にとって、必要な作物として位置づけようと思っている。
このところ、やっともち麦の種まきも終わり、最初にまいた種は芽が出てくれている。
今回は、エン麦の種も買って播いてみた。
これまで冬場は、タマネギ、ニンニクとジャガイモ程度だったが、これからは麦も加わって期待が増えた。
何よりも毎日の主食となるものだけに、その価値は重要だ。
心配した大根と蕪は今のところなんとか生長してくれている。
このところ、間引いた大根と蕪の漬け物を毎日食べている。
蕎麦の後日談(11/17)
昨日粉にした蕎麦をそばがき?にして食べた。
ネットでは熱湯をかける方法、鍋にかける方法、電子レンジで熱する方法の三種類があったが、一番簡単そうな電子レンジにした。
分量も適当で、玉ができないように水で練った上で、600wで3分かけた。
どうも時間をかけすぎたみたいで、少し固いパンの塊のようになってしまった。
それでも、意外といける物で、生臭い匂いが気になったが、何もつけなくても飽きの来ない味である。
家内が間引いた大根をふりかけにしてくれていたので、それと一緒に食べると普通においしい。
冷えると匂いも消えて、小麦パンよりもいけると自画自賛。
だけど、家内も息子も見た目が黒くて悪いのか食べてくれなかった。
製粉機の分解補修(11/18)
今回使用した製粉機は30年以上も前の物で殆ど使わず放置していたのだけど、なんとか動いて細かく挽いてもくれているが調子が悪い。
ネットで電動製粉機や石臼なども調べたけれど、高額なのでまだ買う踏ん切りがつかなかった。
とにかく、古い製粉機を分解して調整してみようと中を開けた。
この製粉機はちゃんと分解掃除できるようになっている。
なのに一度も分解掃除をした記憶がないのである。
製粉部分の構造は至ってシンプルだったので、潤滑スプレーをかけて動きにくい調節レバーを動きやすくした。
これでまだまだ使えるかもしれない。