テレビジョンの末裔

 てんてん、てんてん
 そういったココナッツたおる 俺は
 欲している。ある夕陽のバカンス、
 地理的な苦痛はすべて置いておく。
 ここにあるのは
 単純な細胞の爆発的死だ、だから
あらゆる飛沫が飛び散って殺害現場は
 有名なサーキットみたいに焦げている。
 そんなことが存在の証明に、
 限りなく近いから
 わたしたちは 夕陽というものを、
 欲することで なにか証明への
 反例を用意したのだ、兄さん、弟さん、姉
 妹たちは
 有名な爆弾の腐臭だ
 しかし、そんなことを恥じる親ではない

 こちらから、あちらへと
 グルーブが流れてくる、永世の観念を持つ
 永世というものを、
 翻訳不可能なレパートリーとして
 ある日発音よく封じるとき…
 その内臓の狂いには 西日本は晴れていた
しかし、
  東日本は、まず!僕を置いてかないでくれ…

 短編小説のリズミカルさ
 アンドユー?と聞いた存在の館
 なんてものは
 全部みみっちい嘘ではある。
 夏という
 寒暖差のない、苦しみは
 僕たちを裸足で息巻いた
 というと キッコーマン食ってた
 わたしの姉は
 死んでいるはずの驢馬を帰した
 置き場がない
 置き場がない、とわたしたちは
 苦痛のなか、
 テレビを撃ち抜いた
 しかし、そんなことしても
 驢馬はきちんといる。ばーか

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