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202408月限デルタヘッジ戦略システムトレード検証(取引日更新)

更新日時:7/16 6:07

私が行っているシステムトレード(デルタヘッジ戦略)は、
毎月SQ日付近に決まったルールで次限月の日経225ミニオプションでショートストラングルを組成、ブラックショールズ方程式を用いて自作したエクセルを使用して、オプションのデルタ値を計算し、先物マイクロでヘッジポジションを掛けつつ、オプション売りの時間的価値の利益を狙う戦略です。

取引日には状況を毎日更新しますので、日々の浮き沈みのチェックお願いします。


エントリー


7/12(金)の22時に202408月限にエントリーしました。
ミニオプションのコール売り、プット売りをそれぞれ3枚ずつ(ショートストラングル組成)。
あと、ビビりなので、離れたプットを3枚買います。(プット側だけアイアン)

サラリーマンゆえ、平日の夜が主な取引時間になります。(21時~23時くらいは米市場が開く時間帯でもあるので、参加者が多く、板がある程度埋まっているので、値段が飛ばない)

エントリーと同時にデルタ0.1刻みで、上に5セット、下に5セットのヘッジ注文を入れます。

日経225先物マイクロ 7/12の1時間足


ヘッジ注文


ヘッジ注文とは、日経平均先物の値動きに応じて、組成したショートストラングルのデルタ値が変動するため、変動したデルタ値が0になるように(デルタニュートラル)、あらかじめ注文を出しておきます。

ヘッジになりますので、1方向にや有効ですが、相場は上下動を繰り返しますので、ヘッジ損が発生します。オプションの時間的価値(セータ)から得られる利益と相殺して、最終的に利益が残っていれば勝ちです。

例えば、先物が38,000円の時に、コール40,000円とプット36,000円のショートストラングルを組成したとして、先物が38,500になったときにデルタ値が、0.1動くとしたら、38,500に逆指値の先物買いの注文を入れておくものです。
その注文を0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、-0.1、-0.2、-0.3、-0.4、-0.5のそれぞれの価格で行います。
※本当は、~0.9、~-0.9までやる必要がありますが、証拠金の兼ね合いとそこまでの変動は一気に起こらないよねっていう2点により、やってません。

予めヘッジ注文を出しておくことで、相場に張り付かなくても、相場の変動に対応できるようになります。(ある程度は)

時間経過やIVの変化によって、ヘッジ注文を出す価格が変わるので、1日経過したら、ヘッジ注文を出し直します。

7/12週の動き


7/12 エントリー後、早速ヘッジが入りました。

日経225先物マイクロ 7/12~の1時間足

7/12:買いヘッジ1セット入る(青矢印)

<含み損益状況>

エントリー早々にヘッジが入りました。

含み益状況

デルタは、
<7/13朝時点>
オプション(コール+プット):-0.02×0.1×3セット=-0.005
先物マイクロ:0.01×1×3セット=+0.03

7/15週の動き


7/15 売りヘッジが入りました。(7/12の買いヘッジと合わせてヘッジ損)

日経225先物マイクロ 7/12~の1時間足

7/15:売りヘッジ1セット入る(黄矢印)

<含み損益状況>

7/15 売りヘッジが入って、全体でヘッジ損になり、OPのセータと相殺。
含み益伸びず。

含み益状況

デルタは、
<7/16朝時点>
オプション(コール+プット):-0.01×0.1×3セット=-0.004
先物マイクロ:0.01×0枚×3セット=+0.00

取引日には、ほぼ毎朝更新しますのでトレードの変化をお楽しみに!!

有料記事ですが、本トレード(202408月限)の内容を公開したものを作成してますので、あわせて紹介いたします。


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