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昔話

1年前の実家の神棚
写真、撮っておいて良かったな。
2年前に逝った父が連れ帰った神様たちは父方の祖母が嫁ぐ前から信仰していた神々だ。この2年で、母が神様を元のお山に帰してしまい・・・もう会えなくなった・・と思っていた。
今朝、写真が出てきた。 
なんだか嬉しいと言うか涙がでた。

(父方の祖母の実家は)日本古来の神道系の家だったのかな。 
祖母が亡くなった後、画像の神様を父が全て連れ帰ったw
連れ帰る時・・・ちゃんと拝むわけでもなく車に積んで帰って来た
ウーン(;・∀・)今、思えば怖い事するもんだと・・・
私は幼い頃、病気がちで学校を休むと祖母の部屋で過ごした。
その時に私の事を見ていたくれたのは、この神様たちだった。
布団に横たわりながら神様を眺めていた。
だからか?なんとなくメッセージが来る。
車に積んで持ち帰った神様の為に小さな棚を拵えて並べた社から苦情が聞こえた。
(;・∀・)「お父さん、神様!!怒ってるよ」
(-"-) 「怖いこと言うな」と父
(;・∀・)「いや、怒ってるから」と私はしつこく言い立てたら親戚の拝み屋さんが来て拝んでくれた。
親戚は「これで大丈夫」と言ったが一向に苦情はおさまらず半年後には原因不明の心臓発作を起こした父は何度も死にかけた・・・。
そして、やって来たのが、ある神社の大・拝みや軍団!!
全員、厳しい修行を積んだ神道系の拝み屋さんで実家の仏間に大きな護摩壇を作り夜どうしのご祈祷が始まった。
(;・∀・)なんで天井、燃えないんだ??って程の炎を上げて拝みまくった。
そして父の体に障りが出た理由やこれまでの一族と神様との関わりが拝み屋さんの口(神の言葉として)から次々と語られた。
詳しくは言えないが、
亡くなった祖母は戦後に旦那さん(私の祖父)を無くして女手一つ、8人の子供を育てる事になる。
そんな時、戦後に入って来た新興宗教に毒されて、何百年も信仰して来た神様を一度、燃やされたんだそーな。数年を経て後悔して新興宗教から抜け出し、元の宗派に帰り、死ぬまで神様を大切に信仰して来たと言う。
それを見て育った私の父は祖母の死後、神棚を放置できなかったのだろう。
車に積んで帰ってしまった。
(;・∀・)ダメ!!やり方がダメ!!
結局、いろいろと神様に説教された形で許しをもらい全ての神様を祀る事になった。



あれから三十数年を経て父は逝き、母が神様を各、神社に返した。
もう実家に帰っても不動明王様もいない。
今朝、写真を見つけて「ああ、居た。心の中で手を合わせればいいんだな」と再会した気がした。



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