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主のいないnoteのページ

知人が亡くなりました。50過ぎの男性で、現職の大学教員です。彼とは学会を通して知り合いました。精力的に研究に取り組んでいたのですが。

noteが1年近く更新されていなかったのでどうしたのかと思っていました。仕事や趣味のことなど興味深い記事を定期的に投稿していましたが、ある日を境にぷっつりと更新が途絶えました。「仕事で忙しいのかな」と私は思っていました。そんな中での訃報です。亡くなった理由はわかりません。もしかしたら闘病されていたのかもしれません。今後が期待されていただけに残念でなりません。結婚して子どももおり、研究に専念できるのは家族のお陰と感謝していると常々語っていました。残されたご家族のことを考えると胸が痛みます。

彼が3年前に始めたnoteのアカウントは今もそのままです。最後の記事には仕事でヨーロッパに出かけたときのことが書かれています。新たな研究の構想についても語っており、希望を感じさせる記事です。だから余計に残された記事を見て寂しさを感じます。

ネット上には主不在の同じような「遺品」がたくさんあるのではないかと想像します。

知人が安らかに眠ることを祈ってやみません。


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