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147 クラスで取り組んだファッションショーは「パリコレ」にだって負けない

文化祭のクラス発表で世界の民族衣装展をやったことがあります。民族衣装について調べたことを発表し、当日はファッションショーを行うという企画です。

文化祭は2学期はじめの9月に行われましたが、準備は1学期から始めました。文化祭にクラス参加をしようと決めたのが学年がスタートした4月、その後は修学旅行や球技大会など行事が目白押しでしたが、忙しい日々の合間を縫っ文化祭委員を決めて少しづつ準備しました。

本格的に動き出したのは1学期の期末テストが終わった7月初めです。図書館に足を運んで民族衣装について調べたり、当日行うファッションショーの衣装を作ったり、ショーの舞台を考案したりしてみんなで分担して準備しました。

生徒たちは部活などでみんな忙しいです。でも無理をせずそれぞれがやれることをやって準備を進めました。みんな協力的でした。部活の合間を縫って作業に顔を出したり、終わってからの後かたずけに参加したりしてできる人ができることをやりました。無理をすればどこかで必ず歪が出てトラブルになります。不満も出ます。行事で必要なのは「頑張り過ぎない」ことだと思います。作業は和気あいあいの雰囲気で行われました。

暑い夏休みも学校に足を運んでコツコツと作業してくれた人がたくさんいました。公民館や個人の家に集まって衣装づくりをした人たちもいました。段ボールや模造紙を使って蒸し風呂のような校舎でパネルや会場の道具づくりに汗を流した人たちもいました。ショーの衣装は各家から衣類を持ち寄ったり手作りしたりしました。裁縫の技術は女子も男子もなかなかのものです。家庭科の男女共修が活かされているように感じました。

当日はみんながモデルになってランウェイを歩きました。そーのタイトルは「パリコレ」をもじった「ナニコレ」です。ポーズを決め、パフォーマンスを披露して観客から拍手喝さいを浴びました。普段はおとなしくて目立たない生徒がランウェイでは別人のようにふるまうのを見て、活躍の場の必要性を改めて感じました。

パネル展示とランウェイ
ランウェイの出入り口
ランウェイを歩くモデルたち


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