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選挙ポスターに有名議員と並んで写る人

統一地方選に向けて町中に貼られていた議員のポスターが張り替えられています。新しいポスターはよく知られた議員と並ぶいわゆる「2連ポスター」が多いです。これは、任期満了まで半年を切るとその選挙に出ようとする人が選挙区内で個人ポスターを掲示することを公職選挙法が禁じているからだそうです。

「2連ポスター」は個人の名前や顔を表示していても、政党の政治活動のためのポスターとみなされるため条件を満たしていれば貼ることができます。

けれども何となく「虎の威を借りる」魂胆が見えて違和感があります。「あの人に近い人なら支持したくない」と思うこともあります。少なくとも私には逆効果です。動物と一緒の写真の方がまだ受け入れられます。

公職選挙法によると、任期満了まで半年を切ると、その選挙に出ようとする人が選挙区内で個人ポスターを掲示することは禁じられる。以前から貼っていたポスターははがさなくてはならない。

 並み居るライバルより少しでも目を引きたい――。そんな思いが募り、運動に歯止めが利かなくなるのを防ぐためだ。

 だが一方で、政党が政治活動のためにポスターを貼るのは自由という別の原則もある。個人名を入れず、たとえば「○○政策に断固反対 ××党」といった内容ならば、選挙期間中に新たに貼ったものでなければ、いつでも掲示できる。

 この二つのルールの「隙」を突き、告示直前でも有権者に名前を売ることができるのが2連ポスターというわけだ。

 総務省選挙課によると、2連ポスターは個人の名前や顔を表示していても、政党の政治活動のためのポスターとみなされる。

 「任期満了日の半年以内撤去」の規制対象にはならないが、正式な「選挙ポスター」と紛らわしいので、告示日以降は撤去してもらう――という整理の仕方だという。

 2連ポスターにも細かなルールがある。「立候補予定者」と「別の人」を同等に扱い、かつ「政党に関する表記」の面積が個々の個人部分の面積より広くなければいけない。これに反していれば規制対象となり、任期満了まで半年を切ると掲示できなくなる。(西見誠一)

https://digital.asahi.com/articles/ASM3T3GSZM3TPIHB006.html



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