見出し画像

あの有名な映画スターも学んだ:漢陽【ハニャン】大学(韓国)

これまで調査や研修、旅行などで訪れた海外の大学を私個人の視点でレポートしています。

親しい韓国人留学生が通っていた大学で、彼女が帰国した際に韓国を訪れ、案内してもらいました。チャンスは逃さない!

漢陽(ハニャン)大学は韓国ソウル特別市の城東区にある私立の研究大学です。日本統治下の1939年に設立された東工科学院を前身とし、1941年に建国技術学院、1948年に漢陽工科大学と改称し、1959年に漢陽大学となりました。1978 年には安山市に半月キャンパスを設立します。半月キャンパスも1987年に安山キャンパス、さらに2009年にERICAキャンパスと名称が変更されています。2つのキャンパスは同じ学校法人が設置していますが、運営はそれぞれ独立して行われているそうです。

ソウルキャンパスは地下鉄2号線の漢陽大学駅から徒歩で行けます。駅の目の前にキャンパスがあり、駅がキャンパスの一部のようです。キャンパスの中心は少し歩いた高台にあります。

ソウルキャンパスには工学、医学、人文科学、社会科学、自然科学、政策科学、経済金融学、経営学、教育学、生活科学、音楽、芸術・体育学、看護学、国際学などのカレッジがあり、 ERICAキャンパスには工学、薬学、科学技術、国際文化学、メディア情報学、デザイン学、芸能学などのカレッジがあります。大学院は一般大学院が1つ、専門大学院が7つ、特殊大学院が8つあり、18のコースが設定されています。研究とイノベーションに力点を置き。幅広い分野の研究センターを100以上設置し、複数の学部学科を横断して研究を行っています。

学生数は学部が3万7千人、大学院が1万人で、教職員は6千人です。海外70か国の800以上の大学と提携して交換留学を行っており、同大学にも4千人近い海外留学生が在籍しています。ちなみに私の友人はこの制度を使って日本に留学していました。

漢陽大学は韓国トップクラスの大学のひとつとされ、国内の大学ランキングでは常に上位に位置付けられています。国際的にも評価は高く、タイムズの世界大学ランキングでは400-500位に位置付けられ、QS大学ランキングでは157位にあります(2023年)、歴史的背景から特に技術・工学教育の分野では高度な技術を持つ卒業生を輩出し、高い評価を得ています。演劇学科も有名で、イビョンホンやチャン・グンソク、チェ・ジウも学んだことで知られています

大学ホームページ↓

大学の最寄り駅

漢陽大学のメインの建物である歴史館

友人といっしょに


歴史館の前にあるライオンの像(ハイリオン)は漢陽大学のシンボルです。韓国の大学は、大学ごとにキャラクターがいるらしいのですが、漢陽大学のキャラクターはライオンをモチーフにしています。


キャンパス紹介ビデオ(YouTubeより)。ナレーションは韓国語ですが、日本語の字幕もあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?