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鳥は何しているの?
石神井公園の池でカワウを見ました。杭の上で羽を大きく広げています。そこに先生に引率された小学生の集団が通りかかりました。先生が「あっ、鳥がいるよ」と言うと小学生が口々に言いました。
「ひなたぼっこしているのかなあ?」
「飛び立つところなんじゃない?」
「太陽で羽を殺菌してるんだよ」
「カッコつけてるだけじゃん」
子どもたちの発想はどれもユニークです。先生が正解を言わないところもいいなと思いました。何でも先回りして教えるのではなく自分で考えさせることが大事だと思います。もしかしたら先生も知らなかったのかもしれません。先生だって知らないことはいっぱいありますからね。
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カワウはなぜ翼を広げる?
池の杭などで、翼を広げて休むカワウを見たことありますか? あれは羽を乾かしている動作です。潜ると羽毛は濡れてしまうので、乾かさなければ重たくて飛ぶことも難しくなります。そのため、乾かしています。
ただ、カモ類やカイツブリのように潜って餌を取るほかの鳥たちを見たことがあれば、この動作に疑問を抱く方もいると思います。彼らは翼を広げて乾かすことはしません。なぜなら、羽づくろいの際に脂を塗ることで羽毛に撥水効果をもたらしているからです。この脂は、尾の付け根の背中側にある「尾脂腺(びしせん)」という器官から分泌されています。ところが、ウの仲間は尾脂腺があまり発達してないようで、羽毛が水を吸いやすく羽毛のなかには空気を溜められないという特徴があります。この点は潜ることに特化しているといえるかもしれません。
ただ、濡れたままでは体温が下がりますし、水気を含んでいたら飛ぶのも一苦労なので、カワウが潜った後は翼を開いて乾かしていると考えられます。追い込み漁の後は集団で羽を乾かしていることがあり、洗濯物を干しているような光景です。
https://wbsjt.jimdo.com/contents/column7/
公園にはきれいなカワセミもいました↓
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