介護と研究の両立は綱渡りのよう
50歳を過ぎて大学院に入った私にとって大きな課題だったのが母の介護です。その年代になると親の介護が必要な人は少なくありません。私もそのひとりでした。私が大学院に進学したとき母は70代後半でした。私の父である夫を70歳のときに亡くし、それ以降はマンションに一人で暮らしていました。何でも自分でできました、どこにでも元気に出かけていました。病院にも自分で行っていました。
私は車で30分ほどのところに住んでおり、何かあってもすぐに駆け付けることができました。そんな状態だったので私は