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50歳から大学院

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教員を辞めて大学院に進学して以降の研究生活について書いています。
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記事一覧

教員を辞めて大学院に進学

私は50歳になる直前に公立中学校の教員を辞め大学院に進学しました。在職中に直面した様々な疑…

受験準備は半年の短期決戦

私が大学院受験の準備を始めたのは退職した年の4月からです。試験は9月。半年後です。退職する…

私が教員養成系の大学院を選ばなかった理由

教員を退職して大学院に進学することを決断した際に、私は教員養成系の大学院に進学することは…

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大学院の入試当日

筆記試験は9月22日(土)に行われました。試験は10時から。集合は15分前の9時45分ま…

大学院の入学式で保護者と間違えられる

入学式は4月2日に行われました。大規模な大学なので全学の入学式は午前と午後に分けて行われ…

授業は大変だけど楽しい

修士課程を修了するには2年間で32単位(1科目2単位か4単位)以上取らなければなりません…

50歳過ぎて大学院に入った私が大変だったこと

「若い頃はこんなことなかったのに」50歳を過ぎて大学院で研究を始めた私はたびたびそう思いました。以前は当たり前のようにできていたことが次第にできなくなり、予想もしない体験をすることが増えたからです。多くが小さなことですが、戸惑いは大きかったです。 たとえば、英語の文献を読んでいてわからない単語が出てくると辞書で調べるのですが、同じ単語を何度も調べているのです。「さっき調べたばかりなのに」と唖然とすることがよくありました。何でもなかなか覚えられないですし、覚えてもすぐに忘れま

介護と研究の両立は綱渡りのよう

50歳を過ぎて大学院に入った私にとって大きな課題だったのが母の介護です。その年代になると…

学費は奨学金と学内アルバイトで

私は修士課程の2年目から学内の奨学金を得てきました。退職して収入がなくなった私にとって奨…

図書館は知の宝庫、そしてそこで出会ったのは?

大学院に通うようになって感動したもののひとつに図書館があります。今はどこの大学にも立派な…

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若い院生との接し方

大学院には学部を卒業してそのまま大学院に入学したいわゆる「ストレートマスター」と呼ばれる…

修士論文は目標ラインを決めて取り組む    

修士論文の計画書を提出したのは2年目の5月でした。研究テーマは入学前から決まっていました…

卒業式の総代に選ばれる

修士課程が終わろうとするある日のこと、研究科の事務所から自宅に電話がかかってきました。電…

修士課程から博士課程へ

【修士課程編の続編を書いていきます。すべて個人の体験です】 修士課程を修了した私はそのまま博士課程に進学しました。 修士課程に入学したときは博士課程への進学はまったく考えていませんでした。大学院生活がどのようなものになるかわかりませんでしたし、修士課程だって無事に修了できるかどうかわからなかったからです。 でも、修論を無事に提出できたとき私は博士課程に進学しようと決意しました。修論を完成させた私は大きな充足感を味わっていました。達成感もありました。2年間研究を続けてきてそ