▶︎ 塔本絵画教室について
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」これは室生犀星の詩の有名な一節です。
当時犀星は故郷の金沢に居ながらこれを詠んだらしいから作者の心情としては直訳するよりもっと複雑みたいですが、ぼくはどうしても愚直に「ふるさとは上京するなどして遠く離れた異郷にあってこそ懐かしく思い出されるもの」と取ってしまう。
ふるさとではないですが、わたしには長い間ほんとうに行きたい場所会いたい人とは行かぬ方が良いし会わぬ方が良いと頑なに思い込んでる時期がありました。なかなか実家に寄りつかなかった