見出し画像

高速戦隊ターボレンジャー、第10話「鬼を呼ぶ五月人形👹」

キーワードは「繋がり」

今話の主人公と言っても良い少年大介は愛馬のクロを深い愛情で日々育てていた。
彼の祖父の蔵から出てきた五月人形。
そこから放たれた妖気に導かれるように、暴魔の幹部、ジンバとズルテンがやってくる。

人々の金銀財宝を奪い親玉のラゴーンに献上していたオニボーマ。
ジンバの暗闇魔神剣により五月人形の封印は解かれ、彼はこの世に再び顔を覗かせる。

今話は金太郎伝説で有名な神奈川県にある足柄山が舞台。

敵役もオニがモチーフにされている。

現世における鬼とは、果たして何なのだろうか。

人の憎悪、嫉妬や曲がった愛情、
そんな感情が形になった際、その矛先は弱者に向かう。
私も数多く体験させられきたいじめ。
最初は懲らしめる程度の感覚かもしれないが、次第にエスカレートする行為には、もはや何かしらの悪意が乗り移っている事も感じさせられる。
特にその目線は、まさに劇中に出てくる鬼の目である。

周りに居てくれるクラスメイトや職場の仲間達が声を掛けてくれれば、いじめられっこは救われる。

傍に誰が居てくれる安心感

いじめられている人のヘルプにそんな助け船を今現在、私は出せているだろうか。
と、今話を通して自問自答していた。

そして今話の神セリフは、私がいじめられていた時に友達にかけてほしかった、そんな大介少年の一言にさせて頂いた。

神セリフ
「違う!クロは僕の友達だ!クロー!僕だ!大介だ!クロー!思い出せ!クロー!クロー!」
by.大介

鬼に操られてしまった馬のクロ、彼らは心で通じ合っていた。だからこそ、友達の言葉が胸に刺さる。
大介少年がクロに授けた鈴の音色と共に、友達だの言葉が響いていた。
現世にいじめの場面に直面してスマホのカメラでは無く、そんな言葉をかけてあげられれば…。

救われる人は多く居ると思う。

そんな大介少年の言葉があるから、
ブルーターボ(浜洋平)がラストに発した
「そう!愛ある者のために勇気を出せるのが金太郎なんだよ!」
というセリフがより一層輝く。

「いいね」よりも「愛のある言葉」

人を救う言葉・行動が輝いて見えた時代の良い所。
是非とも、助けが必要な人が近くに居る人に今話を通して自問自答をして頂きたい。

「今、その人に必要な事」を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?