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高速戦隊ターボレンジャー、第2話「君達は妖精を見たか!」

そうさ、俺達はこの世で一番美しいものを見たんだ。そして誓ったんだ、キサマ達と戦う事をな!

人と妖精が仲良く暮らしていた約2万年前に、封印された
“人間を滅ぼし、世界を制服しようとしている”
暴魔百族……
その封印が人々が行った自然破壊により解かれてしまった。

ターボレンジャーは、そういう所からストーリーが始まる。

そして、現在まで生き残った、ただ一人の妖精シーロンの悲痛な叫びが、今回の主役である高校生達の耳に届く。

急な運命に翻弄される彼らだが、一体何故に彼らが選ばれたのだろう?
私は、それが今話の神台詞に全て集約されていると思う。

神セリフ
「君達だけなんだよ。妖精を見る事ができるのは。君達が信じたから。心の底から信じたから、妖精シーロンを見る事ができたんだ。」
by.太宰博士

作中の中盤に登場するこのセリフ。
復活した暴魔百族の攻撃で壊滅的な被害が出ている中、目の前で石に脚を挟まれ動けなくなっている妖精シーロンを彼らは真っ直ぐな瞳で見つめ、そして真っ先に助けた。

きっと、
“目の前のピンチに対し自分が出来る事を真っ直ぐにぶつけ、そして素直に喜べる”
そんな姿にシーロンは地球の平和を託したのかと私は思い、そして涙した。
加えて、自分の事ばかりになってしまいがちな現在に、真っ直ぐに“今”自分の持てる最大のエネルギーを人に伝える彼らの姿は、とても大きく見えた。

私は、学生の時から自分に難がかかる事から逃げに逃げてきた。
逃げる以前に、……選ぶ事なく安全な道しか通って来なかった。
もし、あの当時に自分がシーロンの声を聞いたら、彼らみたいに真っ直ぐな気持ちで自分の命をかけて巨大な敵に挑む事はできたのだろうか……。

あー。特撮作品は時として、胸に強烈な一撃を加えてくる……。

彼らが戦う姿は、まさに無我夢中だった。
敵幹部に個々で挑み、全くダメージを与えられずに攻撃を受ける。

しかし、倒れない。

一人で駄目なら、五人で。
敵として現れたイワガミボーマに対して繰り出したのは、
コンビネーションアタックからの、ターボレーザープラズマシュート。
五人の思いが一つになったから、正の合力になり、敵に多大なダメージを与える事ができた。

人は一人では非力である。

私は、ハっとした。
あの当時にも、信じられる仲間が居た。
そして、今も自分を支えてくれている人は、必ず居る。
社会になって出てくる問題は、だいたいは一人では太刀打ちできない内容ばかりだ。
だからこそ、そこに挑むのには、同じ志の仲間の力を加えた“合力”が必要だ。
ターボレーザープラズマシュートは、斜め上に五人のレーザーを集め、一つの強い合力にし、敵にその力の塊を当てる。

真っ直ぐな思いと、それを動かす行動力、そして、五人の個々の力
スーパー戦隊は本当に見れば見る程、奥が深い……。
今回のターボレンジャーの登場人物は
レッドターボ→炎 力
ブラックターボ→山形 大地
ブルーターボ→浜 洋平
イエローターボ→日野 俊介
ピンクターボ→森川はるな

全員に共通するのは“自然エネルギー”である。

彼らのエネルギーに背中を押され、リアタイ世代のおじさんは明日からまた患者を守る為に自分が出来る正しい事を全力で臨んでくる事としよ(笑)

※今回から、あらすじは省略する事としました(すみません)。

ただ、願いは変わりません。
私のブログで、特撮作品への興味を持ってくれる人が一人でも多く増える事。
そして、人生の壁にぶつかっている人が、一人でも多く、言葉で救われますように。

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