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神戸が他都市を凌ぐ点とは ⑤ 神戸ビーフ/灘五郷

日本一の牛肉と日本酒

神戸市には美味しい名産がたくさん存在します。その中でも特に神戸ビーフの存在は世界的にも有名で、「神戸」の街について全く知らなくても「神戸ビーフ」だけは知られているほどです。日本酒も灘五郷と呼ばれ、神戸を含む一帯の製造量は日本一です。

日本経済新聞引用(調査数少な!)

その他にもご当地・名物・名産品・お土産といえば「そばめし」「神戸スイーツ」「味噌ダレ餃子」「神戸南京町の中華料理」「神戸ワイン」「洋菓子」などが挙げられます。

やはり、魅力が分散している

多様性を売りにしている神戸市は日本一の酒どころでありながら、かたや神戸ワインを売り出しています。特化した宣伝ができておらず、観光地化もできていないため、ネットや観光本で神戸観光に日本酒の項目がないほどです。これは非常にもったいないことです。

神戸ワイナリー(西区)

名産物を観光地化できるか

よく見かけるのが、メリケンパークから降り立った外国人観光客がそのまま南京町で神戸ビーフを食べている姿。本当に神戸ビーフなのか怪しいものを食べて、それなりの肉で満足されるのは非常に残念です。
神戸ビーフは日本を代表する世界的なブランド牛肉であるため「ここに来れば神戸ビーフを思う存分楽しめる」そんな観光地化を推し進めて欲しいです。
例えば、新潟県のぽんしゅ館(日本酒)や石川県の箔巧館(金箔)、北海道の札幌ビール博物館(お酒)など、これらの都市は名産を上手く観光地に落とし込んでいるように思います。

新潟県のぽんしゅ館
石川県の箔巧館
北海道の札幌ビール博物館

日本酒に関しては灘五郷酒所を2022年4月がオープンし、観光地化がやっと実現されました。しかしながら、改善点はたくさんあり、「日本酒と言えば新潟県」を覆すのはまだまだ先になりそうです。神戸ビーフも観光地化して、新たな観光拠点として国内外から観光客を呼び込めるのでしょうか。少なくとも新神戸駅付近にある「神戸ビーフ館」より規模が大きなものが必要になりそうです。

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