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母へ 短歌1


うれぬしじみ とまどうははに 
ひとはいう かうひといるよ 
あのまちならば

父が病気になり、母は近くの海にしじみを取りにいき、それを売ろうとしましたが、全く売れず、戸惑っていたら、道行く人が来て、あの街なら、良く売れるよと教えてくれました。そして、その街へ行ったら飛ぶように売れたということです。
私はこの話を聞いて、少し視点を変えれば、どうにかなるものだという教訓を得ました。

父亡くし
母の苦労は壮絶に
生きる糧は 愛のつながり

母を中心に家族が団結しました。温かい愛が生きる力となりました。


すこしでも らくになればと
つかれしははに よりそい 
かたもむ われはしょういち

小一の時から、いつも夜寝る前に肩をもむのが日課になっていました。そのたびに私は咳をして、母のつらさを感じていました。
子どもは意外と大人なのです。大人の顔色を常に伺っています。
私はこの頃から、人の心を読み取ろうとするのが習慣になりました。

以上です。
水墨画に少し挑戦し、
絵手紙風にしました

母への短歌を読んでくださって有難うございます。
短歌2に次回続きます。
読んでいただくと嬉しいです。


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