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国立国会図書館デジタルコレクション、ヤバくない?

国会図書館のデジタルアーカイブがとんでもないことになってるらしい。
近代文学全集とかサンリオSF文庫とか神林長平の初期作とか、普通に娯楽として読めそうな本に自宅からアクセスできるとのこと。しかも無料で。ほんとに?
マジだとしたらもうちょいみんな騒いでも良くない?
こういうのに飛びついて乞食速報とか言い出しそうな連中が反応してないから現実感が無い(乞食速報をガセネタかどうかの判断材料にするな)。

まあメインとしては論文とか学術書の情報を広く開放する意味の方が強いのかな。
大学に通っていた時、論文執筆のために国会図書館に資料をコピーしに行った先輩の話を聞いたら、なんと一日で二万円くらい払うというのだ。
ただコピーを取るだけでだぜ?(研究費として大学から予算は降りるらしいが)。
どうもこのエピソードを聞いてから、国会図書館というのが広く開かれる場であると同時に、
所得と教育の格差の比例を象徴する施設でもあるようなイメージがあり、
このような大盤振る舞いに踏み切ったこと自体が意外に感じた。
レポート一つ書くのにも資料に困らなそうで、これからの学生がだいぶうらやましい。
もしかしてだけど、「これだけの一次資料を無料で開放するのだからレポートや論文にAIを活用するのはやめろ」っていう文科省からの警告だったりする?
だとしたら俺は逆説的にchatGPTに感謝しなければいけないかもしれないな。

とはいえお出しされるPDFが滅茶苦茶読みにくくて使い物にならないみたいな可能性はあるよなあと思いながら新規利用者登録してみた。

なんか本人確認必要な方の登録をしないといけなくて、しかも本人確認には数日かかるらしい。
つまり、今回のニュースで飛びついて新規登録した人達はまだ本サービスがどんな感じか確かめられないのだ!
実体が分からずラインナップを確認するしかできないから無料公開の規模の割に盛り上がってなかったんですねえ。
蓋を開けてみたら全然クソサービスだったらどうするよ?
無事に本登録が完了したら使い心地もレポしたいと思います。


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