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髪を結うホントの意味?〜古典日本髪の真実〜

令和6年5月6日 島根県松江市
 松江城にて
古典日本髪 髪結い体験撮影会

モデル・お化粧お手伝いにて
出演してきました!
モデルは二回目、
お化粧お手伝いは初です!

古典の日本髪をじぶんの髪の毛で結い上げる、
それが髪結い体験会です。

古典日本髪?

あの花嫁衣装の時の髪型「高島田」
今や、こぞってカツラばかりだけど、
古典的な結い方で、日本髪にすること、
それぞ古典日本髪。
高島田は新日本髪と呼ばれる現代的な結い上げ方で、古典とは違うそう。

古典日本髪、花嫁さんの原型よz


実は古典日本髪、
数々の結い上げ方があり
100種類に及びます。

結綿〜Yuiwata〜
江戸時代後期 16、17歳の未婚女性の髪型
13と言えば結婚できた歳ですから
16歳はまあまあのお歳頃

なんだか偉そうに書き始めたのですが
全くのど素人で、右も左も分かってません。
すいません。

ですが、この言葉に魅かれました。

女の歴史

それが古典日本髪なのです。
縄文以前から髪結いをしていた日本人。
実は中国でも日本同様に結い上げていた時代があるそうです。

ですが中国は戦火の嵐。
文献も何もかもがすべて焼かれてしまい、結い上げる結髪師はおろか、手掛かりすら残ってないそうです。

日本にはまだ結髪の文化を伝えてくれる大家が数名いらっしゃいます。
その後に続くお弟子さんがどんどん増えて、残り続ける伝統文化であるべきなのです。

なぜなら、

髪を結う方向が
あなたの意識を変えさせるのです。


前から後ろへ流れるように結い上げる
それによって内から
“自信”と“生命の根源”が湧き上がり
満ち満ちた意識で躍動し始めます。

「女は前から後ろ」

女性の髪は前から後ろに結い上げる。

この体感こそが意識を変えてゆきます。

堂々と帰って行った御姫様方!

結髪体験会では21名の方々が御姫様になられました。
はじめいらっしゃる時は存在を明らかにしないようにすぅっと入ってきたモデルの皆様。

帰りはなんと、皆様意気揚揚、
「では!!みなさま。(わたくしは)帰りますので!!」
と、他の方々にもわかるように堂々とご挨拶なさって帰って行かれるのです。

とても自信に満ちたお言葉と表情、声の出し方に至るまで、皆様に変化変容の意識が起きたことを感じました。

これは日本の「道」にある、根幹の出来事だと思われます。

茶道、華道、武道…
果ては医道に至るまでに通った道の世界。

髪結いにはその真髄を体験できる古来の叡智が詰まっています。
縄文以前から髪結いがあり、時代時代によって変化してきた女性の、
脈々たる歴史が乗っているのです。

そして今、花嫁衣装に日本髪があり、
私たち女が営んできた叡智が花開いてゆくのですね。

その時代、何を想い、どんな風に考えて、どのように生き抜いてきたのか…
髪結いの歴史に沿って女が感じてきた時代を知っていきたい!
そこに女の探求が潜んでいる。


髪結い体験から、
すっかり古典日本髪に魅了されたわたしは
古典日本髪の本当の意味、
「女の歴史」に注目し、
これから結髪師として励んで学んでみることを決意しました。

古典日本髪を一緒に学ぶ仲間
古典日本髪を結い上げて欲しい女性

共に大募集します!

東京で古典日本髪の文化を
今一度高らかに!

詳細はまた追って記事にして参ります。

5年目を迎えた松江での古典日本髪、結髪体験会。東京分室も開校間近です。

お楽しみに!

お稽古中の結髪風景

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