女性を開放した女性MARY QUANT🇬🇧👗❤︎

①読んだ本
☞「マリー・クワント」

本の大まかな要約
☞ 60年代にミニスカートを流行させたファッションデザイナーの回想録。事業がどのように始まったか、彼女の生い立ち、豪胆な亭主、奮闘の歴史、大成功、悲惨な失敗、モデルや写真家たち、庭への愛、ひどく変わった飼い犬のこと…めまぐるしい人生がユーモラスにおしゃれに語られる。


②大きな気づき、学び
⑴.女性が、従順なお嬢さんでなくてはならない価値観を壊し、性別、出身、職業を問わず、誰もがいつでも自分らしくあることを、マリークワントは望んでいたこと。
理由
☞単なる、ファッションアイコンではなく、洋服を通して、従来の女性の考え方であったり、生き方を変え、新しい女性の生き方まで浸透させていたことに驚きました。


⑵ 伝統や、階級差別が残るイギリスで、革新的なミニスカートを提案したこと。ミニスカートは、女性の社会進出の象徴であること。

理由
☞ その当時は、魅惑的すぎて、男性には認めてられていませんでした。しかし、女性の自由や、解放を求めてミニスカートを提案してくれたことは、現在。私たちが自由にファッションを楽しめることに繋がると思うので、その当時彼女が、批判に負けず奮闘してくれたことは嬉しくおもいました。マリークワントが作り出した、60年代のミニスカートは、それまでのファッションの中でも最高にわがままで楽観的で「私をみて。人生って素敵じゃない?』と言っていたこと。とても素敵な考えだし、ミニスカート自体にそのような意向があることを初めて知りました。

またミニスカートは、今では私たちの生活の中で当たり前の洋服になっています。ミニスカートの原点をマリークワントが先駆者となり、作り出したことを初めて知り、驚きました。

⭐️また、50年代のファッションは、エレガンスさが美学とされていました。しかし、60年代の女性たちは、時代に合わせて脈動したい気持ちや、少女らしさ、自分の体や欲望を肯定するスタイルを好み、ミニスカートを支持していたことがわかりました。
クワントの、その当時の女性のニーズを汲み取る力であったり、それに対応していく力どちらとも持ち合わせており、かっこいいなと思いました。

⑶アパレルデザイナーの先駆者であり、時代のアイコンとして自分を演出。
理由
☞シャネルとの大きな違いは、誰に向けてデザインをつくっていたかということ。シャネルが、裕福な、大人の女性がターゲットだったことに対し、クワントは、一般の若い女性たちのために服作りを行なっていた。クワントのデザインはシンプルさが特徴だった。不必要な、装飾を排斥して、女性の体をすっきりした直線へと造形した。また、動きやすさを考慮して、ジャージ素材を取り入れた。また、ビニールや、化学繊維などの新素材をいち早く取り入れて、新しいデザインにも意欲的に取り組んだ。また、時代のアイコンとして、ミニスカートを身につけ、髪型も、スタイリングしやすいショートボブ、派手なアイシャドウやつけまつげなど、60年代の女性の欲しいものを自分自身で体現した。すごく洞察力、実行力、挑戦心を兼ね揃えていると感じた。



③読む前と後の考え方の変化
マリークワントと聞くと、デイジーアイコンの今の私たちにも身近な、ポーチや化粧品、アクセサリーのイメージが強くあった。
しかし、読んでみて、"ミニスカート"のブームの火付け役であり、60年代に大きく影響をもたらした存在であることを知りました。


④感想
ファッションは単なる服じゃなくて、時代を動かし、人の生き方を変えていくもの。服という、ただの体を纏うものという概念ではなく、自分らしさを体現すること、自信を持つことのできる道具、のような素敵な概念であることを再認識することができた。また、マリークワントの持っている、洞察力や、実行力、挑戦心は、現代の私たちに重ねた上でも必要なスキルであると感じる、これからたくさんの経験をする中で自分自身もこのスキルを身につけていきたいと思いました。

以上です

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