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オレンジ「3」
甘酸っぱいオレンジを口に入れると
あの頃を思い出す。
窓から5月の暖かい日差しが差し込む
いつもの朝 目覚まし時計が7時の針をさして
ジリリーン ジリリーン目覚まし時計を止める
桃「ねむーい」ベッドから起きる。
歯磨きしながら「仕事頑張ろ」と声に出す。
朝のコーヒーとトーストを食べ終わり
桃「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」と母の声
いつもの朝
玄関の扉を開けて
オレンジ色の自転車にまたがり
駅までこいで走った。
駅に着くと
アナウンスが流れる。
アナウンスの声「人身事故の為電車が遅れています‥‥」
桃「えっ?!どうしよう」
桃「連絡しないと」
その後
近くの喫茶店に入って電車が動くのを待つ事にした。
店に入り クリームソーダーを注文した。
まさか自分の身にあんな事が起こるなんて
思いもしなかった。
続く
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