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オレンジ「2」


その後、公園に猫を抱えて2人でベンチに座って途方に暮れていた。

そうだ!お腹空いてないかな?

桃は「ミルク飲める?」と猫に聞いた。

犬しか飼った事がなかったのだ。

桃は、近くのお店で粉ミルクを買ってきた。

手のひらにミルクとお水を溶かして猫に差し出すと‥飲んだ!

桃はほっとして嬉しくなった。

まあちゃんも嬉しそうだ。

まあちゃん「私の家来る?」
猫に話しかけている。

まぁちゃんの家は猫3匹飼っているからと言った。

近くから カラカラと音がする。

自転車を手押ししながら空き缶をいっぱい積んだ おじさんが
桃とまあちゃんのほうにきて
話しかけてきた。

おじさんは「子猫かぁ可愛いなぁ」
優しい表情をしている。

おじさんベンチに腰掛け昔話しをしてくれた。

昔は船乗りだった事色々な国に航海に出て仕事をしていた事

どうして今の生活になったのか聞かずにいた。
でも‥優しいおじさんだった。
おじさんも猫の事気にしてくれた。
何日生きれるかわからないけど

おじさんは、話し終えると自転車を手押ししながら

カラカラと空き缶乗せながら

帰って行った。


その後も‥

手のひらから
少しずつだけど 猫はミルクを一生懸命
飲んだ。

その後、まあちゃんの家にひきとられる
事になった。
このお金で猫のご飯買おうとなった。
悲しい事あるけど
愛に溢れてる
今日一日愛に溢れた人でいっぱいの日だった。

続く

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