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鳳凰祭四月大歌舞伎(令和5年4月2日~27日 休演日10日、17日)演目予習


歌舞伎座チラシ

いよいよ2部制に戻りますね。

昼の部

『新・陰陽師 滝夜叉姫』

夢枕獏さん原作の『陰陽師 瀧夜叉姫』を市川猿之助が脚本・演出。
これまでの『陰陽師』は映画版の野村萬斎さんのイメージがあまりにもピッタリすぎたので、ハードルが高そうですが、歌舞伎はいつもハードルを越えてくるので大丈夫でしょう。ちなみにTV版は今の松本幸四郎さんがやっていましたね。
蘆屋道満役が猿之助さんで、宙乗り、というのはもう想像がつきすぎる・・・。
若手のみで頑張るようですから、応援する気持ちがあれば、見に行ってあげてほしいです。

夜の部

夜の部はがっつり歌舞伎でいいですね。

『与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)』

通称「切られ与三郎」「切られ与三」。三世瀬川如皐作。嘉永6年(1853)初演。
与三郎を仁左衛門さん、お富を玉三郎、というまたまた仁左玉コンビで最高ですね。
源氏店の場の「しがねえ恋の情けが仇」の名ゼリフで知られます。

『連獅子』

松緑さんと左近さんの親子での『連獅子』です。
前半と後半との間に入る、間狂言(あいきょうげん)の「宗論」も面白いです。
何と言っても、一般の人が歌舞伎というと思い浮かべる、隈取をして、長い毛を振る、というところが 見どころなのではないでしょうか。
でもただ毛を振るところだけじゃなくて、前半の、親獅子と仔獅子のやりとりも親子の情愛などを描いていて、見どころがあります。
本当の親子でやりますので、いろいろと思いがあるでしょう。
長唄囃子なので、後日歌詞を載せたいと思います。

私はやっぱり夜の部かな。仁左衛門さんの与三郎が見たいし、松緑さん親子の連獅子も見たい。
若手は若手で頑張ってるだろうけど、私はやはり新作よりも古典が好きですね。

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