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星座とギリシャ神話
占星術の『黄道12星座』はギリシャ神話ととても深い関わりがあります。
約5000年前に農業を生活の糧にしていた人々が季節の移り変わりを知る為に作られたと伝えられ、次第に神話と重ね合わせ結びついていきました。
それぞれの神話を知ることで、今までとは別の視点で12星座を感じてみてください。
第12回目は12星座の12番目の星座『魚座』の物語になります。

魚座 ♓︎ とギリシャ神話
「親子の絆」

ギリシャ神話の中で最も美しいとされる美と愛の女神アフロディーテにはエロス(キューピッド)という名の息子がいました。愛を司る親子です。アフロディーテと愛の神エロスは神々や人間たちの心を動かし沢山の恋愛を成就させてきました。ある日、川辺で神々が祝宴を開いているところに巨大怪物テュポンがあらわれ神々を襲いはじめます。慌てて神々はそれぞれに様々な姿に変身して逃げていきます。アフロディーテとエロスも大慌てで魚に変身し川に飛び込みますが逃げていく最中、川の流れが急で強すぎたために息子を心配した母アフロディーテは二人が離れ離れにならないようにリボンでお互いの体を結びつけました。その光景を天界からみていた知恵の神アテナは母子の愛に心をうたれ親子の絆に感動しその姿を残すため天に上げ魚座となります。

守護星の海王星
海を支配する大海の神ポセイドン。
英語名ネプチューン。海王星を司ります。
波を自在に操り突風を起こす三又の鉾トライデントを持ち黄金のたてがみを持つ白馬が引くチャリオット(戦車)に乗り世界中の大海原を駆け回ります。荒れ狂う海のような気性で非常に荒々しい性格と広大で穏やかな海のように深い愛情と包容力を併せ持つ神です。古代ギリシャの漁民や船乗りたちは航海の安全と豊漁豊作を願いポセイドンを崇拝していました。弟のゼウスに負けず劣らずの美女好きです。

守護星の木星
また木星も関連の深い天体です。
太陽系の中で一番大きな惑星。
英語名はジュピター。
拡大、発展、保護を意味し、雲、雷、雨、雪などの天候を自由自在に操り、全宇宙の支配神ともされている全知全能の神ゼウスが守護神。
ゼウスの手にはケラウノスという雷霆を武器として持ち、宇宙さえも消し去る力があるとされています。一方、ギリシャ神話の中では最も恋多き神です。正妻に知られないように様々な動物に化け、美しい女性を誘惑しては愛人を作り生まれてきた子供は膨大な数になります。ゼウスはギリシャの神々の父とも呼ばれ、ギリシャ神話を彩る神々や英雄たちのほとんどはゼウスの血を引きます。

心優しくロマンチスト
魚座さんは感情や情感を大切にします。慈悲深く相手のことを自分のことのように感じ理解し人に寄り添います。思いやりが深くとても繊細です。そのため傷つきやす面を持ちます。変化に対しての適用力は得意ですがそれと同時に流されやすい面があり自分軸をしっかりと持つことが大切です。また何事にも献身的で物質的な成功よりも精神的な成長を重視します。
芸術センスに恵まれとってもロマンチスト。直観力にも優れていてとてもやさしい性格です。

恋愛
異性に守ってあげたいと思わせる魅力の持ち主でありモテます。感性が豊かでセンスもよくロマンチストさん。雰囲気のある演出が大好き。献身的で喜ぶ顔がみたいので相手に対して努力を惜しみません。心優しくとても繊細です。
甘え上手なので相性が良いお相手さんは年上や甘えさせてくれる人。恋愛は惚れやすいところがあるので相手が途切れることが少ない傾向があります。恋愛の始まりは、マイペースで受け身なので相手からのアプローチで始まることが多く求められた方が幸福感を感じます。またその場の雰囲気に流されやすい面も。大切な恋人のために全力で尽くす傾向があるので相手によっては振り回されてしまわないように自分の時間も大切にすることが関係が長続きする鍵となり、更に魅力もアップしていきます。

タロットカード
『THE MOON』月と紐付けられています。

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