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算命学について(その9)十大主星⑥

このシリーズでは算命学の基本の考え方、五行説や陰陽について解説してきます。

今回は~十大主星(十方星)~について解説します。

十大主星(十方星)は、日干からの五行の相生・相剋・比和関係性で生まれます。
わたしが鑑定をさせていただく時、その方がどのような人間関係を築いているか、
またどのような才能、能力をお持ちであるかを十大主星を用いて説明します。


十大主星にはそれぞれ、東西南北、中央に定位置があります。
定位置とは五行要素にもとづいて分類されています。
東・・・木性
南・・・火性 
中央・・・土性 
西・・・金性 
北・・・水性 今回は水性について解説!

十大主星も陰陽五行に分類されており、定位置があるわけです。
また、それぞれの方向は人間関係を表しています。
どの位置にどんな十大主星が配置されているかによってその方の「持ち味」を見ることができます。

日干が生じられる関係(龍高・玉堂)・・・習得本能

①龍高星(りゅうこう)



あらゆることを知りたい、学びたい、体験したいと本能が湧きおこる星です。
新しいもの求め、自由な行動を好み、集団に従うことは苦手です。
常に改良改革してく「変化」をしていく環境で自分の精神を燃やしていく人です。
知的好奇心旺盛で自分の経験や体験をもとに成長をしていく人です。
人が考えないような発想力があるります。
生まれ故郷や国に執着はなく、自分のやりたいことができるならば、
どこにでも行こうとします。
個性的な感性の人が多く、おしゃれな方多いです。

東方にある場合
・友人や同僚とはいろんな人と仲間になれます。
個性的な仲間と一緒に新しいチャレンジをしていきます。

南方にある場合
・後輩、部下に現状に満足しない改善や改良を求めます。
いっしょに自分と「創造」ができることを大切にします。

西方にある場合
配偶者との関係は、「枠」とらわれない自由な付き合いをします。
自分と相手がやりたいことをそれぞれやることを大事にします。

北方にある場合
目上や上司に対しては、自分の意見を臆することなく伝えます。
現状を改善していくことを進めようとするため、目上や上司からすると
「厄介な人」と思われる場合もあります。

中央にある場合
中央は本人を表します。
様々なことに興味関心をもつた「博学」です。
浅く広く物事を知っている人で「あのひと物知りだなぁ」と評価されます。
現状への変化を求めていく人であるため、束縛は苦手です。
人のいうことも納得がいかない場合は「とりあえず従う」ということもできません。

②玉堂星(ぎょくどう)



一つのことがらをじっくり、深く知りたいという知的な欲求が強い人です。
やや理屈っぽく、融通が利かない点もありますが、
物事の原理原則を軸に物事を考えていきます。
上品で物事はしなやかで、礼儀正しいく上下関係をわきまえた振る舞いができます。
有諸正しいもの、伝統的な文化・古典・歴史を大事にしていきます。
流行にとらわれることもありません。

東方にある場合
・友人、同僚との関係は「礼儀正しい人」「上品な人」と印象をもたれます。
・仕事は細かく丁寧します。手順やルールを順守し人からの信頼を得ます。

南方にある場合
・後輩や部下には手順やルールを守ることをもとめ、いい加減な仕事をするひとをこのみません。
・急な予定変更や慌ただしい環境はこのみません。
・伝統文化にふれることで自分の感性が豊かになります。

西方にある場合
・配偶者とは互いの役割をしっかりと決めて、家庭内は安定と落ち着きをもとめます。

北方にある場合
・目上や上司とは上下関係をわきまえ、礼儀正しい対応をします。
・目上の方には「人生の先輩」として教えを乞います。

中央にある場合
中央は本人を表します。
おとなしく従順でまわりと摩擦をおこすことはありません。
理性的、潔癖で家族や身内を大切にします。
反面、他人とは親しい中でも一定の距離を保ち、決死って深入りしません。
自分が学ぶための「師」をもとめていきます。

以上が水性の十大主星である「龍高星」と「玉堂星」の解説でした。
龍高星、玉堂星は学びの星です。
龍高星は器用な人が多く、知的なセンスが抜群です。
玉堂星は学びの師を常に探し求め、一つのことを深く学んでいきます。

次回より「十二天星」について解説します。
お楽しみ!

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