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算命学について(その12)十二天星③

このシリーズでは算命学の基本の考え方、五行説や陰陽について解説してきます。

今回も~十二天星(従星)~について解説します。

③天貴(てんき):幼児期

素直、正直、好奇心、お洒落、学習、自尊心、自意識、プライド

幼児の時代、自分の「自我」に目覚める子供の時期です。
自分の立場を意識し始め、
自意識が強く、幼いプラライドの高さが言動に現れます。

家系への思いが強く、長男長女ではなくとも「長子」の役割をはたすようになります。

幼い子供は、大人を疑うことがないように
天貴星をお持ちの方は、正直で人を疑うことが少なく、本音と建て前を使い分けることは苦手です。
またお洒落で、センスがいい方が多いです。
晩年に位置に天貴星がある方は、「年齢をかさねても若々しい人」という印象をもたれます。
素直で好奇心、知識欲旺盛であるため、物事の習得する能力に優れています。
学んだことを人に伝えることも得意です。

夢や希望は大きくなりますが、現実性に乏しい面も多いため、
金銭などに無頓着で商売はあまりうまくできません。

天貴星の方は子供が持つ純真な感性と意欲をいつまでの持ち続けることができる人です。

④天恍星(てんこう):少年期

夢、ロマンチスト、寂しがりや、常識外れ、派手好み、離郷、多芸

少年・少女の時代、自身の「可能性」を秘めたエネルギーを幼い自信家として発揮していきます。
体は大人にちかづいているが、精神はまだまだ幼い、そんな天恍星は無鉄砲で、世間知らずで生意気な若者という印象です。

天恍星をお持ちの方は、若者が持つ「反発・反抗心」と「まだまだ子供のように甘えたい」という相反する気持ちに葛藤がうまれます。
本音をなかなか口にできません。
自分の可能性を広げるために生地生家を飛び出し、夢を追いかける行動を起こします。

精神的な苦労があっても、自分の夢にむかって「若者らしく」進んでいける人です。
内面はまだまだ子供の要素もあるため、「さみしがりや」「わがまま」な面もありますが、
周囲の人からは魅力的な人という印象をもたれます。

天恍星を2つお持ちの方は生きたかが極端になりやすいです。
派手で多芸な点が周囲から注目を集め、人々の注目を集めやすい人生を送るか、
逆に真面目で折り目正しい人生を送っていくか、どちらかに偏りがちです。
どちらにしても、自身の内面を話すことを他人にしないため、
周囲からは「本当の自分」を理解されにくく「精神的な孤独」が強くなりやすいです。

天恍星の方は、自分の内面と行動の矛盾を受け入れることで「孤独」に対する認識が変わっていきます。

旺相囚休死論の「相」が「天貴星」「天恍星」です。
「相」の2つの星は、赤子から子供、少年へと成長をしている状態です。
まだ幼く、危なっかしい面もありますが、「これか大人へ成長する」
勢いがありエネルギーが徐々に高まっていく状態です。

次回は 天南星、天禄星、天将星 について解説します。
お楽しみ!

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