毒母の姉とその息子

毒母の姉である伯母は、老老介護で伯父の介護を一人でしている。伯父が施設を拒否したり、伯母も他人をうちに入れたがらないので、介護サービスを全く使わずに老老介護している。

そんな伯母の体調が悪くなったので、私と伯母夫婦の長男(私から見て従兄)で伯母宅に行った。

救急安心センターや夜間急病センターに電話したり、救急車を呼んだりしたが、伯母がごねて結局どこの病院にも行かなかった。誰も伯母の首根っこを捕まえて病院に連れて行けないのである。

自宅で過ごし、具合が良くなったのは良いが、優しい長男に対しての伯母の態度が酷い。長男の言うことに対して、いちいち喧嘩腰で上からものを言うのだ。

それは伯母の通常運転なのだが、今回は普段気にならなかったことが気になった。自分の毒母も私に対してそうだから、今まで気づかなかったのだろう。今回初めてやけに気になったのは、私の毒親の毒が解毒されてきたからかもしれない。

私は伯母に対して介護サービスを利用するように何回も言ってきたのだが、介護の仕事をしている長男は伯母夫婦に対して全くそういうことを言わない。自分が言うことに全く耳を傾ける相手ではないと誰よりも知っているからかもしれない。


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