242 善い刺激に心を慣らす

 心は何とか工夫して回転します。面白いものがない場合は、「面白いものがない」と悔しがって回転します。笑うことがなくなったら、泣くことで心が忙しくなってしまうのです。ということは、悪い刺激は捨てて、強引にでも善い刺激に心を慣らせておけば、人間は幸福に生きていられるということです。輪廻を解脱することはともかく、俗世間的な幸福を手に入れることはいとも簡単なことです。心の思考の方向性を、ただ楽観的ポジティブにするだけです。物事を明るく見る。それだけです。
『一瞬で心を磨くブッダの教え』第4章 幸福に生きるための秘訣《慈しみ》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【Ⅱ「ブッダの実践心理学 第二巻 心の分析」 藤本晃氏との共著(2006年) p232】

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