145 自分を捨てれば、他人と仲良くできる

 他人と仲良くしようとすると、自我の錯覚が鬼のように仲間割れに入ります。二人で仲良く生活しようと思ったとき、成功率は「自分がどの程度、自分を捨てることができるのか」ということにかかっています。自分を後回しにする人々は、他人と仲良くできます。そんな力がないと思うならば、一人で生活したほうがよいでしょう。他人の気持ちに自分を合わせるためには、落ち着きが必要です。忍耐力が必要です。慈しみは必ず必要です。逆にいえば、皆と仲良生活することは七面倒臭いのです。
『一瞬で心を磨くブッダの教え』第3章 社会で成功するために《コミュニケーション》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【無知の壁 「自分」について脳と仏教から考えるp56】

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